第80話 少年は師匠と出遭うようです
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か!」
「でも、目的の人の一人なんだよね?なら良い事じゃないの?」
まき絵さんの言葉に、思わず僕と小太郎君は固まる。・・・すっかり忘れてたけれど、本当ならアルビレオさんや
ゼクトさんからも話を聞こうとしていたんだ。話を聞ける上に修行もつけて貰える。
あの時覚えた、"本物"と戦う高揚と、僕の深奥・・・それをあの人は引き出してくれるかもしれない。
「先生、起きたのか。」
「あ、千雨さん。どうも、毎回すみませぺぽっ!?あ、ちょ、なんですばっ!ぶっ!べはっ!」
医務室に入って来た千雨さんに、いきなり腹パン(強化済み)を食らわされ、更にコンボの追加入力。
な、なんなんですか!?急にバイオレンス路線にキャラ変更ですか!?
「ターコ。神楽坂がいりゃ殴ってたろうからな、保護者代わりだ。ったく、毎回一人で無茶しやがって。」
「あ、そこは私も怒ってるんだからね?ネギ君。」
「あたっ。す、すみません………。」
まき絵さんにも頭を軽く叩かれ、少し反省する。無茶・・・か。それくらいしないとあの人達に勝てない・・・
んだけれど、心配かけすぎるのも駄目・・・だよね。
「おぉーい、ネギぃ!ニュースや!大ニュースビッグニュースや!連絡あったで!」
「えっ!?だ、誰からですか!?」
「イニシャルしか書いてへんけど……多分忍者のねーちゃんやな。」
小太郎君が持って来た念報(念話による手紙みたいなもの)には、確かに日本語で文が書かれていた。
やたらと『ござる』って単語が出てるから、確実に楓さんだろう。よかった・・・。
「あ!『古とも一時落ち合ったが、奴は武者修行に向かった。連絡は回しておくでござる。』だって!」
「くーちゃんも無事だったんだね!よかったぁ〜。」
「あとの行方不明は明日菜さんと夕映だけですけどー……なんとか連絡取れないでしょうか?」
「それはあたしに任せなさい!」
ドーン!とポーズを決めて登場した、何故かミニモードな朝倉さん。そしてその手にはパクティオーカードが。
そう言えば、皆の契約品確認してなかったっけ。
「私の契約品"渡鴉の人見"は万能スパイアイテム!望遠機能搭載のゴーレムは透明化可能で
当然映像・音声をタイムラグ無しでお届け!更にボンドばりの潜入工作用アイテム全7種!
今の私なら、世界半周もすれば魔法世界全土を調査出来る!!欠点は戦闘力皆無ってとこと……。」
「じゅ、十分過ぎるくらい凄いですよ!何で今まで使わなかったんですか?」
「いやぁ………これ、スパイ道具見られただけでその後24時間、相手に私の行動がリアルタイムでお伝え
されち
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