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俺屍からネギま
これが戦争か??
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…」



ドカァーーーン!!
無数の雷が最前線に拡がり敵・味方問わず多大な傷を負った……それは最前線で戦っている関西遠征隊も例外では無かった。

「何やってんだ…」

「あらあら……まあ仕方ありません、詠春も行きましょう。」


「おめーら置いてくぞ!?ヤッホーーぃ!」

「フフフ…」

「やれやれ…」
ナギが戦闘に参加しようと突撃をするとアルと詠春は苦笑を浮かべながらも後に続いて行く。







「な、何故後方から攻撃が来る!彼処には味方が多勢居るんだぞ…なのになのに!?」

「本部より伝令だ!紅き翼が突入する為邪魔に成らない様に下がれ!!」

「邪魔だと!?味方を攻撃する連中の方がよっぽど邪魔じゃないか!」

「天ヶ崎隊長!今は前線を引き上げねば危険です!」

「くっ分かった…中軍・前線に撤退命令を!後方部隊は撤退を支援しろ!………生きててくれよ、皆。」
突然の攻撃に困惑していた後方部隊は本部隊長である天ヶ崎の指示により迅速に撤退支援が行われた。



旋風と稲妻が広がった最前線では後方とは比べられない程の多大な混乱が起きていた。

味方がいるはずの後方から攻撃を加えられたのだ………精神的被害も計り知れないだろう





「ゲホッゲホ……あぁ〜クラクラするぅ。何処のバカだ一体!?」

「ヤバっ!肩が外れている…結構、痛いな。」
最前線の関西遠征隊は多くの傷負ってしまったが幸運にも死者は居なかった。


「……若?…っおい若は!若はどこだぁ!?」

ガラガラッ

「若〜!御無事でって、傷だらけじゃないですか!?今、回復しますね。」


「お前らっ生きているか!?………何とか一命は取り留めているな、だが錯乱している者や重傷者が多い…潮時だな……ん」
陣は瓦礫の中から傷だらけで這い出ると仲間の治癒術を受けつつ、現状を確認し死者が出なかった事に安堵しつつ、今回の戦線の潮時を感じていたその時、撤退の伝令を持って来た者を確認する。




「皆、お互いに肩を貸しあって撤退するんだ!」

「はいっ!…あっ若、彼奴らですよ。彼奴らの所為でこんな目に合っているってのに…!」
陣の撤退指示を聞き、動き出した者の一人が紅き翼が敵陣に突っ込んで行った所を確認するとその場にいた者たちは怒りに震えていた。


「ああ、……今は早く撤退しろ、ウチの隊以外の奴にも肩を貸してやれ!(紅き翼のナギ・スプリングフィールドか、俺の仲間にまで被害が出る程の攻撃しやがって…キッチリ落とし前つけてやる!)
陣は撤退を再度促すと紅き翼の連中を睨みつけ報復を誓い、紅き翼の攻撃を掻い潜った帝国兵の追撃に対し殿を勤め上げた。
殿を勤めている最中にも、負傷し
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