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八条学園怪異譚
第四十五話 美術室その十三
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「しかも何度も」
「シオンの地に国があるからです」
 だからだというのだ。
「彼等はユダヤ教徒の存在を認めていますし基本的に国を築いても歓迎するでしょう」
「問題はあそこに国があることですか」
「そのことが問題なんですね」
「そうです、政治は複雑です」
 国の場所もまた問題になるのだ、イスラエルにしてもシオンの地でなければ国を置きたくはないのだ。
「今すぐには終わらない話です」
「ううん、その辺りも複雑ですね」
「どうにも」
 二人はその話を聞いて真剣に考えるのだった、最後は政治の話をしてこの日は学校を後にしたのだった。


第四十五話   完


                            2013・7・29
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