第3話:6年目のデアイ
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活動期間は夏だけ。しかも他のクラブと掛け持ちでやらないと駄目だったから、
結局俺や響、といったいつもの面子や
最近基礎的な泳法を覚えて選手コースに変更した逢(もちろん、七咲のことだぞ)くらいしかいなかったぞ。
他はスクールでも見たこと無いような奴ばかりでな、
やる気があるのかないのか分からなくて距離を置いていたんだよ。
話が逸れちまったな。
そんな感じで、友人欲しい!というわけで何か行動しないとな、と思ったわけさ。
ある日、プールの定期メンテナンスで練習が無いから、
放課後に校舎裏の飼育小屋をぶらついていたんだ。
何で飼育小屋なんだ、って?ウサギを見に来たんだよ。
だって、ウサギ可愛いじゃんか。
俺も昔(前世の小学生のころ)、ウサギ買っててキャベツを食べる姿に癒されたりしてたわ。
てか、何で小学校の飼育小屋ってウサギが定評なんだろうね。
飼育小屋の近くまで来た時に、何か複数の話し声がしたんだよ。
小屋の近くの植木の陰でひそひそと。
何かと思って見たわけさ。
いじめだったら見逃すわけにはいかんし、悪いことだったら暴力を行使しても
止めてやる。
ガキの頃の喧嘩なんか、どうせ大学生の頃に笑い話のタネになるだけだし、
悪いことなら拳で分からせるってのも、この時期の子どもならありだしな。
俺も前世では先生に廊下に立たされたし。
さて、植木の陰で何をしてるんだね!
とおそるおそる植木の陰を覗き見る。
そこ、ビビってるじゃねえか、とか言うな!
ここで俺が見た植木の陰の光景をお伝えします。
植木に最も近い左手に見えるほうから、
男性週刊誌から切り取ったグラビア記事の切れ端を握ったままこちらをみて硬直中の男子児童一名
兄貴か親父の棚から拝借したと思われるエロ週刊誌をガン見してこちらに気がつかない男子児童一名
右手に見える方には少年漫画のエッチな1ページを捲っている最中に俺に気がついた男子児童一名。
計3名がいらっしゃいました。
どう見ても紳士の会議です、ありがとうございました。
うん、分かるよ。
俺も1年前に、ほとんどのオトコノコが経験するあの出来事を経たよ。二回目のな。
今回は既に予想できていたから、下着を慌てて洗濯機の中にぶち込むなんて
衛生上良くないことはしなかったぞ。
前世のお父さん、お母さん。あの時は、洗濯機にあんなものをぶち込んですみませんでした。
精神的には成人だったから、エロイことは転生の時点から興味があったけど、
身体が幼稚園児とか身体的に未発達なときは、精神的な欲求を支える肉体の成長が
追いつかなくてな。結局不健全な生活を送
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