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とある蛇の世界録
第二話
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 案の定アーシアは私の袖をきゅっ、とつかむ
 心配ないと笑いかけるとぎこちないながらアーシアも笑い返して来た

 中から出てきたのは、どこかにいそうな売れないホスト風の男だった

 「ふぅ、人間界は久しぶりだ」

 そして男はリアスの方を向き、口元をニヤリと歪めた

 「愛しのリアス、会いに来たぜ」

 愛しの? こいつの目は腐っているのか?
 だが男は気にせずリアスに近づいていく

 「さて、リアス。早速だが式の会場に行こう。もう日程も決まっているんだ」

 こいつ、私をここまでイラつかせるとは。相当の屑だな

 「離してちょうだい、ライザー」

 リアスがライザーという名の男の手を振り払う
 完全に怒ってるだろ、何故気づかない
 いや、気づいてやってるのか? だとしたらなおさらたちが悪いな

 「お前、女の子に対してその態度はなんだよ」

 まったくだ、だがお前が言うな。イッセー

 「あ? 誰お前?」

 こいつ・・・殺してやろうか・・・

 「俺はリアス先輩の兵士の兵藤一誠だ!」

 「ふーん」

 ・・・・・・・・・

 「お前は誰だよ」

 「なんだリアス、俺の事下僕に話してないのか?」

 「話す必要なんてないでしょ」

 「はは、手厳しいね」

 嫌いなだけだろう

 「兵藤一誠様」

 グレイフィアが加わる

 「は、はい」

 緊張しすぎだろ、イッセー

 「この方はライザー・フェニックス様。純潔の悪魔であり
  古来から名を残す、フェニックス家の三男になります」

 「そ、そうなんですか」

 「そしてグレモリー家次期当主の婚約者になります」

 なるほど・・・やっと完全に把握できた

 「リアスお嬢様と婚約なされているのです」

 「えええええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇッッッ!!!!!??」

 うるさいな、イッセー
 
 
 
 
 
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