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とある蛇の世界録
エピローグ
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 ところでアーシアの件だが
 アーシアは私の眷属ではなく、グレモリーの眷属になるそうだ
 
 曰く
  「朧さんが理由もなくそんなことをする筈ありません
   だから、また同じ思いをさせるような事が起きない為に」
                            だそうだ

 やはり、アーシアは優しいな

 そして今、私はオカルト研究部の部室に来ている

 まだホームルーム前、つまり早朝にグレモリーから呼び出しを受けた
 しかし、部室にはまだグレモリーとイッセーしかいなかった

 「おはよう、朧」

 グレモリーの挨拶にあぁ、とだけ返しておいた

 イッセーの怪我はアーシアが治したらしい、確かに目立った傷はないな

 「あなたは朱乃の次に価値のある眷属なの
  だからイッセー、あなたは最強の兵士を目指しなさい

  これはお呪いよ」

 そういい、グレモリーはイッセーのでこにキスをおとした

 「あっ! 朧さん!」

 聞こえてきた声に振り向く

 「アーシア、昨日ぶりだな」

 「はい、昨日振りです」

 アーシアは今駒王学園の制服を身に着けている
 アーシアもグレモリーのはからいでこの学園に入学する事になった

 「よく似合っているよ、アーシア」

 「あ、ありがとうございます」

 恥ずかしいのか、少し頬を朱に染めるアーシア

 (部長、なんなんですかあの空間。俺にはお花畑に見えますよ?)

 (心配しないでイッセー、私もそう見えるから)

 聞こえてるぞ、イッセー、グレモリー

 「アーシアもこれから、イッセーみたいに頑張ってもらうから
  そのつもりいなさい」

 「ハイ!」

 しばらくして小猫と朱乃、祐斗が来てオカルト研究部の面々が全員そろった

 「全員揃ったことだし、始めましょうか」

 「そうですね、始めましょう部長」
 
 何をするんだ? 何も聞いてないぞ

 「部長、何をするんですか?」

 私と同じ事を思ったらしいイッセーがグレモリーに尋ねる

 「ふふ、あなた達新入部員の為にささやかだけどパーティーを開こうかと思ってね」

 「そうなんですか!? ありがとうございます!!」

 「そうか・・・良かったなアーシア」

 「ハイ! 嬉しいです! そんな素敵な事をしてもらえるなんんて」

 アーシアが嬉しそうで良かった

 「うふふ、それでははじめますか」

 全員にコップが行き渡り、グレモリーに注目する

 「それじゃあオカルト研究部の新入部員三人に乾ぱ「ちょっとまて!」どうしたの朧?」

 おい

 「三人とはどういうことだ?」

 「それは・・・
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