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とある蛇の世界録
第八話
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がらないといった様子

 「その、今までに眷属を作った事は・・・?」

 「あぁ、あるよ」

 「その方は今どこに?」

 これも嫌な思い出だ、できれば葬り去りたいぐらいの




 「殺したよ、私が」




 部室の音がぴたりと止む

 「ど・・・ういうこと?」

 「どういうことも何もそのままの意味だ
  私が殺した、この手で」

 「何でそんなことを!!」

 わめく、イッセーに目を向ける

 「お前なんぞには、言わん」

 私の出した冷たい声に、黙り込むイッセー

 そしてアーシアの方に体を向ける

 「幻滅したか、アーシア?

 「私はこの手で人を殺した事がある

 「そう、この手で・・・だ

 「それを聞いてどう思った?

 「もし、君が私の事を友人では無いと言うn「そんなことはありません!!」・・・アーシア」

 「朧さんは私の大切な友達です!」

 そう叫び、ポッケトに手を入れるアーシア
 取り出したのは 
 
 「あの日、約束したじゃないですか!」

 私が渡した、お守りだった

 「だからそんな事言わないで、グスッ・・・ください」

 泣き出してしまったアーシア

 「あ、アーシア泣くな!
  私が悪かった! だから泣くな!」

 思わずアーシアに駆け寄る

 「グスっ、はい・・・」

 そして私は何度も言ったであろうこの言葉を
 もう一度言う


 「まったく、君は本当に優しいな」


  
 
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