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ロックマンX1st魔法少女と蒼き英雄
第四話「ゼロ/ZERO]
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答えずバルディッシュが帰ってこないかはマシだ。
「約束しよう……だが?」
「……?」
ゼロは食事の準備をし終えると、彼女を向かい合いの席へ座らせて、共に食事をとった。
「立ち話も何だ。飯を食いながらでもいいだろう……」
「……」
だが、良い匂いを漂わせても毒が盛られてあるという疑いを持ち、少女は手を付けようとしなかった。そんな彼女にゼロはため息をし、
「毒など入れていない……ほら?」
ゼロは、自分と彼女のパスタの皿を取り替えてやり、フォークでパスタを巻き付けると、それを口へ運んだ。
「……?」
食べたのに平然としているゼロを見て少女は恐る恐るパスタを一口食べた。
「美味しい……!」
すると、顔は二口目もペロリと口に入れて食欲を湧き出した。
「……で、お前の名は?」
「……?」
「食いながらでいい、名前を教えてくれ……?」
「……フェイト、フェイト・タスタロッサ」
「俺はゼロ、ゼロ・アンリミテッド」
「ゼロ……?」
「……フェイト、お前の行動目的を教えてもらえないか?」
「……目的を?」
「そうだ、内容によってはあのバルディッシュという杖以外にも、あの物質のことも考えてやる」
「……」
フェイトは素直にゼロへジュエルシードを集める目的を話した。
「……そうか、母親の命で?」
「全部集めたら、お母さんと一緒に暮らすことが出来るの……そのためにも全部集めないと……」
「……フェイト、その母親の名は?」
ゼロは、心当たりにそう尋ねた。
「プレシア・タスタロッサっていうの……」
「なに……?」
それを聞いた途端、ゼロはわずかながら表情を変えてもう一度訪ね直した。
「本当だな?プレシア・タスタロッサという名で間違いないな?」
「ほ、本当だよ……」
「そうか……なら、少し待っていろ?」
そういうとゼロは席をはずし、別の部屋へは居て行った。
「ゼロ?」
フェイトが気にかけるものの、ほんの数秒で戻ってきた。戻ってきた彼の手にあったものは二つの宝石である。青い宝石と三角形の宝石のペンダント。
「それは……!」
「お前に返すよ?」
そう言うとゼロは二つの宝石を彼女に返した。
「どうして?」
「内容によっては考えると言っただろ……?」
「あ、ありがとう……でも、どうして?」
「俺のマスターがお前の母とつながりがあるからだ……」
「え?」
「早い話、俺とお前は同業者というわけだ。目的は同じだ、俺はこれを集めればそれでいい、管理に関してはお前に任せる……」
「ゼロ……」
「それと、今後は共同で任務に当たるぞ?」
「え?ゼロと……?」
「そうだ、今回のロックマンとお前と同じ者と共闘していた。お前が単独だけでは危ない。俺も介入する……」
「あ、ありがとう……じゃあ、これで」
そういうと、フ
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