序章 出会い
第5話 真実
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ねェか?」
ル「わ、私は、大丈夫。シン、ありがとう。」
シ「こんくらいどうって事ねェよ。それより、ギルドに戻ったら、ちゃ、ちゃんと、着替え・・・ヘェックシュンッ!」
エ「シンもちゃんと着替えるんだぞ。」
そうしまぁ〜す。俺は羽織っていた黒いベストを脱いで雑巾みたいに絞る。
すると、ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・というまた地鳴りが聞こえた。驚いて振り向くと、魔物がさっきよりもでかくなっていたっ!さっき破裂したはずの足も元に戻っている。
シャ「ちょ、ちょっと・・こ、このデカさは・・・さすがに、不味いんじゃ・・・?」
ハ「あ・・あい・・・」
魔物の鋭い青い目がしっかりと俺を捉えていた。気がついたら、俺の足は魔物目掛けて走り出していた。
ル&グ「シンッ!?」
ナ「おいっ!どこ行くんだよっ!?」
シ「皆はできるだけ遠くへ逃げろっ!こいつは俺に任せとけっ!」
俺は振り向きもせずに言う。そして俺は決心した。今この魔物を倒す方法はこれしかないっ!仲間や街を守るためだ。やるしかねぇっ!
俺は素早く青い腕輪を外し紐に通すと、今度は黄色い腕輪を紐から外し、腕に着ける。3つの魔物の口から勢いよく水が俺に向かって噴射される。俺は素早く動きかわす。そして、俺は左手首から緑と赤茶色の石のブレスレットを外した。
ボワワワワワァン。
俺の体が白い煙で包まれた。走っていたため、煙がいつもより早く晴れた。そこには灰色の毛に包まれ、小さな手足に耳と長い尻尾、赤い小さな目が光る“子”の姿の俺がいた。
シ以外「!!!??」
見えないけど、たぶん皆開いて口がまた塞がっていないと思う。魔物まで一瞬驚いた表情になったのが見えた。だが、それが俺だと分かった魔物は“子”の姿の俺に向かって水を噴射する。俺は小さな手足を必死に動かし上から噴射される水を必死にかわす。体が小さいせいか、噴射される水が滝のように感じる。あれに当たったら、溺れ死んじまう・・・!
俺は上から噴出される滝のような水をかわしながら走り続け、陸ギリギリのところまで来ると、小さな足で地を蹴り、魔物の腹の中へ入った。もちろん、体が水でできているため、俺の小さな体は呑み込まれた。早く、早く元に戻ってくれ・・・!
ボワワワワワァン。
その思いが届いたのか、また白い煙が俺を包み込む。水の中にいるため、煙がいつもより早く晴れた。そこには元の姿の俺がいた。水中で目を開けると、遠くの方で皆が唖然としているのが見えた。やっぱり、開いた口が塞がっていない。俺は小さく微笑んだ。両手には“子”の姿になる前に着けた黄色い腕輪の属性、雷が金色に輝いていた。俺は残っていた力と魔力を、
シ「ぼぉぉぉぉぉらぁぁぁぁぁっ!!!」
体全身
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