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とある蛇の世界録
第四話
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シアに

 「ありがとう、だそうだ」
 
 と、言うと

 とても嬉しそうに

 「はい!」

 笑った

 

 そして教会に着いた私達

 「ありがとうございました、朧さん」

 「あぁ、それではまたね」

 そして、立ち去ろうとする私に

 「あの!」

 振り返る

 「また、あえますか?」

 ・・・なんともまぁ、寂しそうな顔をする

 「大丈夫、必ず会えるよ。そうだ」

 私はポケットからそれを取り出した振りをする

 「これを君にあげよう、友人の証だ」

 「友人・・・」

 涙を流すアーシア

 「ど、どうしたんだアーシア
  なにか、至らぬところでもあったか?」

 「いえ、嬉しくて」

 「そうか」

 胸を撫で下ろす私に

 「でも、朧さんも慌てたりするんですね」

 と聞くアーシア

 「当たり前だろう、大切な友人を泣かせたと思ったら
  さすがに慌てもするさ」

 「た、大切」

 「そうだよ、だから」

 「またね」

 私の言葉にアーシアは

 「はい、また」
 
 満面の笑みで返した





 「アザゼルか、お前の部下の事で少し話があるのだが」




 ・・・朧サイドアウト・・・



 
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