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とある蛇の世界録
第三話
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と!?」

 「ははは、彼はね。契約をしてるんだよ」

 「契約?」

 「というより、脅迫かな」

 笑いながら口にするサーゼクス

 「自分に敵対したら滅ぼしてやるって」
 
 「なっ!!」

 「そのかわり、友としてならいくらでも協力してやるってね」

 「そ、それは」

 「朧くんはいい蛇だよ、一緒に居て面白いからね」

 「それは、こっちのせりふだ」

 まるっきり友人同士の会話をする二人に唖然とする面々

 「ところで朧くんにお願いがあるんだけど」

 「何だ? 護衛か?」

 「そう、護衛だよ」

 「わかった、お前もやっぱりシスコンだな」

 「ははは、その通りかもね」
 
 「わかったよ、じゃあな」

 そして、転移の魔法を展開するサーゼクス

 「お兄様、帰るの?」

 「うん、仕事も溜まってるしね」

 「あまり、グレイフィアを怒らせるなよ」

 「ははは」

 最後は完全に遠い目をしていたサーゼクスだった
 
 ・・・第三者サイドアウト・・・
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