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とある蛇の世界録
第三話
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 ・・・第三者サイド・・・

 オカルト研究部に入ってきたのは赤い髪の青年だった

 「お兄様!?」

 リアスが驚いた様子で声を上げる

 「久しぶりだね、リアス」

 「何で、お兄様がここに?」

 「いやー、それは」

 すこし困ったような表情をする青年、代わりに答えたのが

 「私が、呼んだ」

 朧であった

 「なっ! どういうこと、お兄様!?」

 「彼は僕の友人なんだよ、だから」

 少し上擦った声で答える青年

 「お前の妹は性格がめんどくさそうだから、私の代わりに説明しろ
  とサーゼクスに頼んだ」

 さも、どうでもいいといったような朧

 「あー、まぁ確かにそういってたけど」

 苦笑いするサーゼクス

 「だから、さっさと説明しろ」

 「うん、わかったよ」

 そして、リアス達に向き直るサーゼクス
 
 「あの、すいません」

 唯一、全く話についていけない一誠が口を開く

 「そちらの方、お兄様って言ってましたけど・・・」

 「そいつはそこのお嬢様の兄で、現魔王のサーゼクス・ルシファーだ」

 少し間をが開く、そして

 「えぇーーーーーーーーーーっっ!!!?」

 「うるさい!」
 「ぐはぁっ」 

 朧の蹴りが一誠の腹にクリーンヒットする

 「話ぐらい静かに聞け」
 「無理にきまってんだろ! 魔王だぞ魔王! しかも先輩のお兄さんが!」

 うるさいので、朧が再度黙らせる

 「じゃあ気を取り直して」

 咳払いをひとつして話し出すサーゼクス

 「彼は御神朧、冥界では蛇神と呼ばれているんだ」

 「蛇神!?」

 リアス達が驚くのも無理はない

 蛇神は冥界において、かの真なる赤龍帝や無限の体現者と並ぶ最強の存在として知られているのだ

 そんな存在が今自分の目の前にいるなど、にわかには信じがたい

 「朧くんがここにいるのには理由があってね」

 「理由・・・」

 かの蛇神がどのような理由でここにいるのか、想像もつかない

 「そう、その理由は・・・」

 「理由は・・・」

 静寂が空気を支配する

 サーゼクスが口を開いた瞬間

 ブー、ブー、ブー

 「あ、私だ」

 ずっこけた、もれなく全員が

 「もしもし、アザゼルか?」

 「あっ、アザゼルですって!?」

 「そうか、わかった。じゃあ好きにしていいんだな」

 そして、電話を切る朧

 「悪かったな、続けて良いぞ」

 「あなた! 何でアザゼルと?がってるのよ!」

 「何でといわれても、友人だからとしか」

 「お兄様! どういうこ
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