月光校庭のエクスカリバー
第31話
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じい力だわイッセー。でもどうしてその力を他で使わないのかしら」
他で使うにしてもどこかしらに性欲がかかわってるんですがね。
「嫌らしい欲望と純粋な性欲。それらを裏切られた激しい怒りがイッセー君を突き動かしたのか」
冷静に分析する木場。まぁ、そういう事なんだろうがもっと分かりやすく言う。
「変態がただキレただけだ」
「・・・ドスケベがただキレただけです」
俺と小猫が同時に言う。つまりはそういうことだ。
とりあえず、このバカを止めるとしよう。
「強靭!無敵!地上最強と称えられた我がドラゴンの力!止めれるものなら止めて―――グハッ!」
イッセーの後頭部に向けて加速魔法陣で勢いをつけた蹴りを放つ。
イッセーは顔面から地面に倒れ込んだ。だがそれでもイッセーは立ち上がろうとしていた。
「俺は・・・俺はスラ太郎の仇を取らないといけないんだ・・・!」
すごい気迫で立ち上がりこぶしを握るが
「いじめちゃダメです」
アーシアが蒼雷龍を抱きしめてイッセーに言うと握ったこぶしを緩めた。
そのままアーシアは蒼雷龍とじゃれ合っている。どうやらアーシアに懐いたようだ。
「蒼雷龍は心の清い人物にしか心を開かないと聞く。どうやらその子に懐いたようだ」
ザトゥージさんが説明する。確かに最近方向性が狂ってきているがアーシアは清い心の持ち主だ。懐くのも当然と言える。
「この子を使い魔にしてもいいですか?」
「イッセー次第ね。イッセーどうするのかしら?」
全員の視線がイッセーに集まる。これじゃイッセーが悪者だな。イッセーも観念したのか、涙目で言う。
「アーシアに任せます」
こうしてアーシアは蒼雷龍を使い魔にすることが出来た。
◇◆◇
「・・・ア、アーシア・アルジェントの名において命ず!汝、我が使い魔として契約に応じよ!」
少し離れたところでアーシアが蒼雷龍と儀式を行っている。サポートとして朱乃さんが付いているが大丈夫そうだ。
「普通、蒼雷龍は悪魔に降らないんだが、あの子は特別心が清い子みたいだからな。前代未聞だが契約は完了しそうだ」
見守っていると無事契約は完了したようで、蒼雷龍はアーシアに跳びついた。
「くすぐったいです。ラッセーくん」
どうやら名前も決まったようだ。
「ラッセー?」
「はい、雷撃を放ちますし、イッセーさんみたいに元気な子であってほしいと思いましたので・・・迷惑でしたか?」
イッセーのようにか・・・元気なところはまぁいいが、変態的な部分まで似てほしくないな。
「いや、それはいいんだけどさ・・・まあいいか、よろしくな。ラッセー」
イッセーはアーシアの腕の中にいるラッセーを撫でようとして
「アバババババ!!!」
雷撃を喰らった。そしてその雷撃は俺や祐斗、ザトゥー
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