暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D―魔法使いのキセキ―
月光校庭のエクスカリバー
第31話
[6/7]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
じい力だわイッセー。でもどうしてその力を他で使わないのかしら」
 他で使うにしてもどこかしらに性欲がかかわってるんですがね。
「嫌らしい欲望と純粋な性欲。それらを裏切られた激しい怒りがイッセー君を突き動かしたのか」
 冷静に分析する木場。まぁ、そういう事なんだろうがもっと分かりやすく言う。
「変態がただキレただけだ」
「・・・ドスケベがただキレただけです」
 俺と小猫が同時に言う。つまりはそういうことだ。
 とりあえず、このバカを止めるとしよう。
「強靭!無敵!地上最強と称えられた我がドラゴンの力!止めれるものなら止めて―――グハッ!」
 イッセーの後頭部に向けて加速魔法陣で勢いをつけた蹴りを放つ。
 イッセーは顔面から地面に倒れ込んだ。だがそれでもイッセーは立ち上がろうとしていた。
「俺は・・・俺はスラ太郎の仇を取らないといけないんだ・・・!」
 すごい気迫で立ち上がりこぶしを握るが
「いじめちゃダメです」
 アーシアが蒼雷龍を抱きしめてイッセーに言うと握ったこぶしを緩めた。
 そのままアーシアは蒼雷龍とじゃれ合っている。どうやらアーシアに懐いたようだ。
「蒼雷龍は心の清い人物にしか心を開かないと聞く。どうやらその子に懐いたようだ」
 ザトゥージさんが説明する。確かに最近方向性が狂ってきているがアーシアは清い心の持ち主だ。懐くのも当然と言える。
「この子を使い魔にしてもいいですか?」
「イッセー次第ね。イッセーどうするのかしら?」
 全員の視線がイッセーに集まる。これじゃイッセーが悪者だな。イッセーも観念したのか、涙目で言う。
「アーシアに任せます」
 こうしてアーシアは蒼雷龍を使い魔にすることが出来た。


 ◇◆◇


「・・・ア、アーシア・アルジェントの名において命ず!汝、我が使い魔として契約に応じよ!」
 少し離れたところでアーシアが蒼雷龍と儀式を行っている。サポートとして朱乃さんが付いているが大丈夫そうだ。
「普通、蒼雷龍は悪魔に降らないんだが、あの子は特別心が清い子みたいだからな。前代未聞だが契約は完了しそうだ」
 見守っていると無事契約は完了したようで、蒼雷龍はアーシアに跳びついた。
「くすぐったいです。ラッセーくん」
 どうやら名前も決まったようだ。
「ラッセー?」
「はい、雷撃を放ちますし、イッセーさんみたいに元気な子であってほしいと思いましたので・・・迷惑でしたか?」
 イッセーのようにか・・・元気なところはまぁいいが、変態的な部分まで似てほしくないな。
「いや、それはいいんだけどさ・・・まあいいか、よろしくな。ラッセー」
 イッセーはアーシアの腕の中にいるラッセーを撫でようとして
「アバババババ!!!」
 雷撃を喰らった。そしてその雷撃は俺や祐斗、ザトゥー
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ