導入編
ロアナプラ編
導入編 5-R話 買い物
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た時に渡せる様に手配しておくわ。
一応言っておくけどこの街の普通はこんなに優しくもないし、素直でもないからね」
やはりアイシャはロアナプラの人間にしては優しいのだろう。
「それじゃあ行きましょうか」
その後、私はアイシャと安い服と下着を数セットと保存食と日用品をWBI社系(と言うかアイシャの傘下)の商店で買い、宿に入った。
宿の部屋で銃の手入れを教えてもらった。
アイシャが置いていった冊子は全て合わせるともはや鈍器だった。
…情報は本当に基本的な事までのっていた、それこそ単純な置き引きとその対策(荷物から目を離さない)から。
その後に色々と買ったり紹介を頼んだ時に聞いたのだが、マフィア達にとっては外でも常識である事も多いので、
ロアナプラについてだけ纏めたもう少し安い情報もあるそうだ。
…まあ、大抵はそれすら買わず、あるいは買っても軽く見て地元組織を怒らせて消えていくそうだ、あの5人組の様に。
結局知るべき事(応急手当法、ガンファイトの基礎、銃火器の知識、偽札の目利き等)、
やるべき事(ガンスミスや武器屋…暴力教会への紹介、警察への賄賂なんかに…あと傷の手当て)
を済ませるのに3週間かかった。
…記憶はまだ欠片も戻らない。
職業はガンマン、つまり人を殺してご飯を食べる仕事にした。
…実質児童売春とストリートチルドレンとの三択だったんだから仕方がない。
児童売春ならあそこで豚に犯されてたのと大して変わらないし、
ストリートチルドレンするなら殺しの方が幾分ましだ。
寝床は安宿からワンルームの下宿に移り、一応仕事せずとも慎ましく生きて行くなら1ヶ月半生きていく金はある。
つまり再来月の家賃は払えない。
…あと一週間だけ待ってやる。
それでも記憶が戻らないなら…
汚れ仕事で金を稼いで『私』としてこの街で生きていく。
それが嫌なら…泣くのを止めて立ち上がれ、『私』
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