導入編
ロアナプラ編
導入編 第4-R話 bloody girl
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ら一人目が懲りずにファックしてたから私の中で果てた隙に枕元の銃でファックしてやったんだ」
「それは災難だったな、少しまってくれ」
ロボスはまるでお菓子を落として駄目にした子供に対する様な口調でわたしにそう言うと何処かに連絡をとる。
どうやらあの部屋に残した部下に話の裏をとっているようだ
「状況はお嬢ちゃんの話を支持してる、俺は信じよう。ブラッディガール、名前は?」
「レインです、Mr.ロボス」
話を信じてくれた感謝を込めて名を名乗った…本名ではない筈だが『私』の名前だ。
「よし、レイン。食うに困ったらうちに来い、仕事を回してやる。
あと、その鞄の中身は金と銃だっただけだったな?
鞄の中身は確認させてもらうが、持ち出した金と銃はレインにやろう。
あの部屋の掃除はこっちでやっておく、あの部屋には戻るな」
そう言ってロボスは名刺をくれた。
「アイシャ、今回の件は…」
「そうね、明日の取引は楽しみにしてるわ…なんてね、ロボス、怒ってないから安心して」
アイシャとロボスが笑い会う
ロボス達と私はアイシャに会議室のような部屋に通され、
そこで私はアイシャと追っ手の女かばんの中身と包帯の下を改められた。
そしてロボスは言葉通り、あの部屋から持ち出した金の全てを私にくれた。
「野郎共、引き上げだ。そうそう、レイン、アイシャは商人だ、傘(アンブレラ)を売って貰っておけ、必ず役に立つ」
そう言い残してロボス達は去って行った
「まったく、ロボスも甘いんだから…」
「Ms.アイシャ、貴女は商人なんですか?」
「そうね、私はWBI社のエージェントだから商人でもあるわね」
WBI社、World Basic Industry社か…確か第三世界や貧困層向け衣食住を主力とする多国籍企業だったはず…
ロボスの言っていた『アンブレラ(傘)』は何かの符丁だろうか
「どうするの?レイン」
そう言ってアイシャは銀のペンダントを弄る。
傘とその傘に入っている犬…いや狼の意匠で狼の眼には紅い宝石がはまっている。
「Mr.ロボスの言っていた『アンブレラ』を買いたいんですが…」
恐る恐るそう言った。
「…OK、座って」
アイシャと机を挟む様に座る。
「さて、取引と行きましょうか。雨(rain)に傘(umbrella)を売るのは奇妙な気もするけどね」
私は展開について行けず、キョトンとしていた。
理解しているのは傘を買いたい、が何かの符合だと言うことだけだ。
「まあ、訳がわからないでしょうね。
改めて名乗ると、私は総合武器商社アンブレラ社東南アジア支社のエージェント、アイシャよ。
…ある理由でこの街の中では貴女に武器を売るわけにはいかないから、今売れるのは情報と技術だけだけどね」
そう言っ
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