導入編
ロアナプラ編
導入編 第4-R話 bloody girl
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、アイシャ。決してあんたに喧嘩売るつもりはない。」
ロボスと呼ばれた追っ手のボスらしき人物がどこか怯えた様に言った。
「ならどうしたの?この血塗れのガキに部下を喰われたの?」
「うちに舐めた真似してくれた野郎共に落とし前つけに行ったらそこはブラットバスで全員死んでやがった。
そのガキがそいつらの部屋にいて逃げやがったから事情を聞こうとおってたんだ。」
「なるほど…ね、じゃあ貴女は何か言う事がある?そのブラッドバスについて何か知ってるの?
あるいは…何か逃げる理由があるのかしらね、ブラッディガール(血塗れのお嬢ちゃん)」
アイシャとロボス一味の視線が一斉に私に集まる。
「あ…えっと、あの五人は私が殺しました。
その、逃げたのは…寝床に銃撃してきた相手から逃げるのは当然かなって…思う」
一瞬空気が凍った。そんなに意外だっただろうか?この姿で予想がついていると思ったのだが。
(後に聞いたには、
アイシャはまるで摘まみ食いを指摘されたかのような軽い調子で幼い子供が殺人を自白した事に、
ロボス達は幼い子供がわざわざ死体を集めた部屋で寝てた事にそれぞれ引いてたそうな。
そういえば、自分でも好んでやってたとしたら真性の変態だという認識はあったな)
「お嬢ちゃん、お兄さん達は冗談を聞きたい訳じゃないんだよ」
ひきつった顔でロボスの部下が言う
「嘘じゃない、五人とも私が殺したの!
あの豚どもは私の手で始末してやったんだから!」
そう、あの殺人は私の義務だ。
命懸けで義務を果たした事を否定されてたまるか。
「どうやって始末したんだ?」
「ボス!こんなガキの戯れ言なんざ」
部下の言葉を無視してロボスはもう一度言った。
「ブラッディガール、君が始末したと言うなら説明できるな?話してくれ、アイシャもそれで構わないかな?」
「構わないわよ、この子が何をやらかしたか少し興味がわいたわ」
そう言ってアイシャは一度銃を納めてくれた。
私は一人目を殺した所からロボス達に銃撃されるまでの事を簡単に話した。
「はあ…とんでもないお嬢ちゃんだ」
「その方が安全だと考えたとして、本当に死体を集めた部屋で寝ちまうか、普通」
「いや、そもそも皆殺しまでが普通のガキにできる事じゃねぇよ…」
ロボスの部下がそんな感想を漏らす。
「…まだ肝心な事を聞いてねぇ、そもそもなんであそこにいた?どうやって一人目を殺ったんだ」
「そうね、そこが肝心な所よね」
ロボスとアイシャが言う。
「どうしても話さないと駄目…ですよね、はい」
少し恥ずかしいが仕方がない
「あそこに居たのは多分さらわれたから。
あいつら、よってたかってケツまで使って私をファックしてそれを肴に呑んでやがった。
意識を取り戻した
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