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正義と悪徳の狭間で
導入編
ロアナプラ編
導入編 第3-R話 逃亡
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く昨日の朝にこいつら五人を殺したやつは、死体をこの部屋にまとめ、ゆっくり一日を過ごした後にもう一つの部屋でおねんねしてたって事か…完全に狂ってやがる」

普通はそう考えるのか、予想通りでよかった…が、死体と同じ部屋でおねんねしてたとばれたらどんな目で見られるだろう。
…好きでやったんじゃないと説明できなければ真性の変態扱いだろうな。

「さすがに、これだけ騒げば起きてるだろう、一斉にかかるぞ、集まれ」
男たちが四人目、五人目を殺した部屋の前に移動していった。

チャンスだ

「よし、行くぞ」
また、射撃が二発…いまだ。

鞄と銃をつかんで小銃の制圧射撃が続いてるうちに男達の後ろを走り抜け…ようとした。

あ…突入タイミングを計っていたらしい男と目があった…唖然としてる。
そりゃ、無人の死体置き場だと思っていた部屋から血塗れのガキが飛び出して来たらあんな顔にもなるだろう。
だが、すぐに正気に戻るだろう…私は全力疾走で部屋を飛び出した。

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