導入編
覚醒
導入編 第二話 rain
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彼女の組織の仕事でロアナプラの私の組織の窓口を訪れたのが縁で友人となった。
彼女とは何度もロアナプラやその周辺で会っていて…最初に出会ってからもう一年半くらいの付き合いになるか。
『やっぱりお前か、レイン。何、私の本拠地はこの街のでな…そして多分お前と同学年になる』
マナが私の制服を確認してそう言った。
『お前もJr.ハイスクールスチューデントやる事になったのかよ、『ガンスリンガーガール』が似合わねぇ』
『そう言うお前もだ『ブラッディガール』、どういう風のふきまわしだ』
『ああ、これを機に少し表の常識と教養を学んでこいとボス達に言われてな、最低三年はこっちの予定だよ』
肩を竦めてデフォルメされた狼と傘の意匠のペンダントを見せる
『確かにお前はロアナプラ以外の世界をもっと知るべきだ、お前のボスたちが正しい。
そのペンダントは…そうか武蔵麻帆良のじいさんが言っていた麻帆良にできる新しい窓口はレイン、お前か』
『ああ、正式な開設許可は今日の午後にMr.近衛への挨拶を終えてからだけどな』
『そうかならば、こちらでの仕事の関係で世話になる事もあるだろう、もしよければお前もするか?
仕事の大半は化け物退治かペーパーゴーレム狩りで、勝手は違うだろうがな』
『そうだな…まあ、経験としては何度かやってもいいかもな』
まあ、確かにこの国ではマンハントより化け物退治の方が、つまりヤクザ者としてより魔法使いとしての仕事の方が多いだろう。
『そうだ、時間が有るならまた生きて会えた事とお前の昇格を祝して昼食にしないか?
旨い釜飯と餡蜜が喰える店を知っているんだ、ごちそうするよ。
ロアナプラで奢ってもらったのカオマンガイとカオニャオマムアンの礼をしないとな』
マナはそういって笑った。
『それは良いな、アポは14時からなんだが間に合うか?』
『問題ない、今から向かえば…食事だけなら12時半には終わる、30分あれば学園長室に着けるな』
『それなら、案内してくれ、楽しみだよ』
そういって私はマナに連れられて少し早目の昼食に向かった。
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