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モンスターハンター 転生先でのお仕事はハンターです。
第八話 どう考えても絶望
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範囲から離れる。
 後は閃光玉を投げつけて急いで隠れることが出来そうなところに移動する。
 
 閃光玉によって視界を奪われたために俺を見失っているようだ。
 まだ、回復していないのかその場で回ったり、威嚇行動ばかりとっている。
 このまま徹甲榴弾を当てる。

 これでラストだ。
 視界が回復したのだろう。頭を振った瞬間に徹甲榴弾が爆発し倒れる。
 今度は脳震盪になったみたいだ。
 ついでに頭の部分も破壊出来たみたいだ。

 このまま押し切れるか?

 いや、安易な考えはやめておこう。
 あいつは危険すぎる。
 今の装備では怒り状態で攻撃を受けたら間違いなく一撃で死ぬ。
 なので出来るだけ削って後続部隊に任せようと思う。

 取り敢えずは、先ほどのパーティーが置いて行ったものを回収する。
 運が良いことに貫通弾と、睡眠弾に大樽爆弾が置かれていた。
 他にもホットミートに携帯食料、ホットドリンクと非常に助かる。

 しかしこの周辺でティガレックスの目撃情報は入ってなかったのに一日で飛行してきたのか?
 まぁ、何にせよ、後少しは戦えるな。
 少なくても右前脚の爪を破壊しておきたい。

 背後から何かが走って来る音が聞こえたと思った瞬間には遅かった。
 ティガレックスが障害を乗り越えて目の前に着地した。
 これはいよいよ詰みか?

 こっちに向かって突進してくる。
 緊急回避の要領でジャンプするが左足に激痛が走る。

 だが、ツキはまだこちらにあったようだ。
 ティガレックスはそのまま壁となっていた岩に歯を喰い込ませたみたいだ。
 
 急いでその場から動こうとするが左足がうまく動かない。
 回復薬を飲み何とか血と痛みを止めるが、長くはもたないだろう。

 もう一度閃光玉を投げる準備をする。少しでも時間を稼ぎたい。
 ティガレックスはもがいているうちに歯が抜けたのだろう。こちらに突進してくる。

 再び閃光玉を投げて時間を稼ぐ。
 急いでこの場から逃げようとしていると背中に衝撃を感じた瞬間崖から転げ落ちて俺は意識を失った。
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