第1部:学祭前
第3話『前兆』
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んだけど、喫茶店に誘われて、断れなくて……」
誠があわてていると、
「とにかく、世界にこのこと、知らせたからな」
と、そっけない七海の返事が返ってくる。
すると誠の携帯から、音のしない振動が伝わってきた。このリズムを考えると、世界からだ。
ぱっと携帯を開けてみると、こんなメッセージが。
『今夜誠の家に行くのはやめた。
どういうこと? 桜ケ丘の女の子と隠れて付き合ってるっての。
七海から聞いたよ。
今日は遅いから、明日じっくり説明してもらうからね』
案の定、本当に、世界からである。
「ああ……」
これから嵐が起こることを悟り、誠は頭を抱えた。
続く
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