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ネギまとガンツと俺
第15話「京都―決戦@」
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で全身を包み込み、さらにその上にはブリガンダイン、とでも言えば正しいのだろう。

 キャンバス地の布や革などをベスト状に仕立て、その裏地に長方形の金属片をリベットで打ちつけることで強度を高めた補助的な鎧だ。

 2昔くらいまえの軽戦闘スタイルだが、確かに防刃性に関しては優れたものがあるといえる。

 だが、大事なのは格好ではなかった。

 禍々しくもどこか清い。そんな雰囲気が星人からは感じられる。
「お主、大和猛……?」
「……ああ」

 なぜ、名前を? とは尋ねない。ガンツソードを取り出し、刃を伸ばして構える。

「我輩、メルビン、いざ……尋常に」

 メルビンは剣を地面から抜き放ち、両手で構える。

 その剣はやはり、昔に使われていた西洋の剣。斬ることよりも叩き潰すことを主体とした両刃のそれに対し、タケルのソードはどちらといえば日本刀のように斬る事そのものを目的とされたソレ。

 お互いの距離は約10M。

 正眼に構えるメルビン、居合抜きの要領で構えるタケル。

 お互いがお互いの目を見据えて、そして獣のようににらみ合う。

「「勝負!!」」

 そして、2匹の獣は放たれた。


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