暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D 〜 元聖女の幼なじみはエクソシスト 〜
第一話『再会』
[2/3]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
く。


これは驚きだ。敵対しているはずの悪魔とキリスト教徒。それなのにあちらから交渉とは。


「つまり、契約ですか?依頼?」


「……どういうつもりかはわからないけれど、明日の放課後に彼女たちは旧校舎の部室訪問してくる予定よ。こちらに対して一切の攻撃を加えないと神に誓ったらしいわ」

「信じられるんですか?」

「信じるしかないわね。彼女たちの信仰を。信徒にとって邪悪な存在である悪魔に依頼をするぐらいなのだから、相当切羽詰まって、かなりの厄介事なのは確実かしら…何か、嫌な予感がするわね。話ではこの町を訪れてきた神父が次々と惨殺されているみたいだわ」


部長は目を細め、難しい表情となっていた。


ーーーーーー何かがおきそうだ。


この世界の新参者である俺さえそう感じざるをえなかった。





















翌日、駒王学園オカルト研究部部室に部員全員が集結していた。




アーシアサイド



今、私たちはソーナ会長が接触したという教会関係者を部室で待っています。


普段ならこの部室は柔らかい空気で包まれていて、皆それぞれ自分の時間をすごしたり、仕事に呼び出されたりとまったりした空間を過ごすんですけど、今は皆さん緊張しています。…祐斗さんは緊張というより凄くピリピリしてますけど。少し、怖いです。


それをみかねたリアス先輩は祐斗さんをたしなめます。


「祐斗。気持ちはわかるけど、少し殺気を抑えなさい。アーシアが怯えてるじゃない」


ふえっ!私ですか!?


「……そうですね。すまない、アーシア。少し気が立っていたようだ」


「い、いえ、そんなこと!」


正直祐斗さんが殺気だつのもしょうがないと思う。


『聖剣計画』

聖剣エクスカリバーの適合者を人工的に作るというその計画。

その教会の計画のせいで祐斗さんの人生はめちゃくちゃになったのだから。

その教会の関係者が来るとあったら、心穏やかでいられるわけがありません。



コンコン!


部室の扉をノックする音が。


どうやら来たようです。

『教会の者だが、リアス・グレモリー殿の部室はこちらでいいだろうか?』


扉のむこうから聞こえるのは少し高めだが、男性の声でした。


…………あれ?この声。どこか懐かしいような気が…。


「ええ、あってるわ。入ってちょうだい」


「失礼する」


リアス先輩に入室を許されて入ってきたのは、肩より長い銀色の髪をたなびかせた1人の男性。

…まさか、…あの人は!



「お初にお目にかか
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ