導入編
覚醒
導入編 第一話 目覚め
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出してくる。上手くいった様だ。
それに先程からの会話から察するに目があった二人組で最後だろう。
今のうちに二人目に殺した男の服を引き裂いて撃たれた所に巻く。
…私がなんなのわからないが知識の中の普通とはかけ離れてるな。
素っ裸、血塗れで銃撃戦をしてる、さらに最低三人、恐らく四人殺しておいて何も感じやしない。
さて、後は…暫く根比べをしながら手を考えようか。
駄目だな。物を転がしたり、バスルームでシャワー音を立てたりしてみたが出て来ない。
のこのこ出てきた所を撃つつもりだったが慎重な事だ。おかげさまで血が乾いてしまった。
連続した銃声に異常を感じて防御を決めたのはあいつだろう。
玄関は奴から射撃を受ける…互いに逃げられない。
新たに見つけた武器は手榴弾が二個に果物ナイフが一本、それに卓上に拳銃弾入りの弾倉が三つ…
ためしに弾切れを起こした方の銃の弾倉を交換しようと少し試してみたらできた。
おかげで景気よくぶっ放すことができた。
都合、弾倉一本分(15発)を打ち尽くしてまたリロードする。
よし、やろう。
畜生、なんだっていうんだ。
麻薬の取引中に俺の人払い魔法を越えて来た親子がいて、その両親をぶっ殺して娘を拉致したまで良い。
まあ、なんで効果がなかったかはともかく、さらった女になり始めたか怪しいガキを五人で回して楽しんだのももちろん良いことだ。
んで、ガキが精神的に壊れて反射以外の反応を示さなくなったあたりで俺は抜けた。
でだ、シャワーを浴びて気持ちよく寝てたら近い銃声に起こされた。
マックスがガキを殺したと思った。
まあ、パーツごとか丸ごとか別にして売れば金にはなると思えばもったいないが、この街に来てかなり儲かっている事を考えればそこまででもない、マックスにおごらせて話はおしまいだ。
…が、銃声が四発続き、少しして一発。
嫌な予感がよぎり、隣でまだのんきに寝てるトムを起こす。
「あ?なんだよ、飯か?」
「しっ、手伝え、ベッドをバリケードにする」
「なにを寝ぼけたこ」
銃声が三発、二発と計五発響く
「…わかった。」
トムも納得したらしく、手伝ってくれた。
拳銃とマガジンを用意し、部屋の入り口を警戒する
扉が唐突に勢いよく開くがそこにいたのはあのガキだった。
あの壊れた筈のガキが両手に銃を持ち、血塗れで立っていた。
「なんでてめぇが」
トムが銃撃、私も続くが奴は飛び退く。
なぜか私はまるでそこに悪魔が居たかのように手が震えていた。
様子を伺っていると奴は壁に隠れながら銃だけつき出して部屋の中に二発撃ち込んできた。
うち一発は私の耳元を
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