暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D 〜聖人少女と腐った蛇と一途な赤龍帝〜
第3章 さらば聖剣泥棒コカビエル
第55話 聖魔剣
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と思考停止からようやく復帰した皆が口々に叫んできた!

「火織! これは一体どういうこと!?」

「なんで火織ちゃんが聖剣を使えるの!?」

「見た限り能力の使用も問題無さそうですわね」

「問題ないどころではないよ。先ほどのあの動き、能力使用の練度も私やイリナよりおそらく上だ」

「っていうかなんだよさっきの剣捌き!? どうなってんだよ火織!?」

 そしてそんな中、祐斗だけは落ち着いて私に聞いてきた。

「どういうことだい火織さん? 身を焼かれながら強引にエクスカリバーを振るうだけでも驚きなのに……その上エクスカリバーを見たところ完璧に使いこなすなんて。この魔方陣の効果かい?」

「ええそうよ。なにせこの2週間近く3本もエクスカリバーが手元にあったからね。だから必死に解析してついに悪魔でも聖剣を扱える術式を黒姉と白音が開発したわ。……とは言ってもできたのは聖剣をほんの少し騙して身が焼かれる強さを2〜3%減らすことだけだったんだけどね」

「……どういうことだい? それでは今の君のその力は説明できないんだけど?」

「後は簡単、龍巳の膨大な力を使って術式をブーストしてるだけよ。とは言っても無理やり力でだまくらかしているだけだからね。30分もすれば術式は崩壊するし、聖剣がそのことを覚えちゃうためかもう二度とこの術式は使えないわ。……けどこの30分だけは私は正真正銘今代最強のエクスカリバー使いよ。祐斗、エクスカリバー使いの私を倒したいのならこれが本当に最初で最後のチャンスよ。……さあ、どうする?」

 そう不敵に微笑みながら言う私に祐斗は聖魔剣の切っ先を向けてきた!

「そんなの、決まってる!」

 その言葉に私は

「そう……」

 両手のエクスカリバーから極大の聖なるオーラを噴出させながら答えた。

「さあ……始めましょうか!」

 その言葉と同時に私は透明の聖剣(エクスカリバー・トランスペアレンシー)の能力で自分の姿を消す。そして天閃の聖剣(エクスカリバー・ラピッドリィ)の能力で一気に祐斗の背後に回りこみ、祐斗の右斜め後ろから首筋めがけて斬りかかった。



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