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空を駆ける姫御子
第一話 〜始まる前のお話 前編【暁 Ver】
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すね」

 割と何でもそつなく熟せるが、自慢できるような突出した物もない、か。……何となく理解出来るわ。こう、醸し出す雰囲気が。背景にいそうだもの、彼。

「何か失礼なことを考えてませんか?」

「そんなことないわよ、とっとと行け」

「わかりましたよ……痛い、蹴らないで下さいってば」

 扉を潜りながら一度だけ振り返った彼へと手を振る。こうして。私にとって忘れ得ない邂逅をもたらした彼は未知の世界へと旅立っていった。彼とはきっと。……長い付き合いになりそうだ。







 〜始まる前のお話 前編 了


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