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空を駆ける姫御子
プロローグ 〜始まりのお話【暁 Ver】
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。彼は『この世界』を『知らない』。緑色した丘から遠く見える近代的な街並みは、彼が知っている姿だったがそれだけだ。食文化や風習が同じとは限らないのだ。尤も──── 『彼女』がおかしな世界へ自分達を放り込むとも思えないと彼は考えていた。出来の悪いSFに出てくる火星人のような生き物が出てこない事を祈りつつ、自分のコートを握りしめていた小女の小さな手を握った。

「それでは行きましょうか。──── アスナ」

 アスナと呼ばれた少女は小さく──── それでも確かに嬉しそうに微笑んだ。







                                      〜始まりのお話 了


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