決意とホルンカへ
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シリカ「大事な話ですか?」
カイン「ああ」
俺はメニューを開いてメモ帳をオブジェクト化させてシリカに渡す。
シリカ「これは?」
カイン「そのメモ帳には俺がβテスターの時に得た情報が書き留めてある、それを掲示板にそこにかいてある内容を書き込んでほしい」
シリカ「い、いいですか?貴重な情報を…」
カイン「デスゲームになった以上貴重なんて言ってられない…次にこのSAOにログインしている高校1年生までのプレイヤーをできるだけこの宿の下の食堂に集めてほしい」
シリカ「ど、どうして高校1年生までなんですか?」
カイン「簡単だ大人や大学生や高校二三年のほとんどが自立することができるけど、それ以上の歳が下の奴はどうすればいいかあたふたしているはずだ、だがらできるだけ集めてくれ」
シリカ「わ、わかりました、カ、カインさんはどうするのですか?」
カイン「俺は…その…色々やることがあるんだ、すまん」
シリカ「色々ですか?」
カイン「ああ…」
シリカ「わかりました」
カイン「それじゃあ頼む、一応フレンド登録しておこうしておけばメールを飛ばせる」
そういって俺はフレンド申請をだしシリカはそれを承諾した。
カイン「それじゃあ俺、スモールソードの耐久値が減ってるから研ぎにいってくるから。」
そういって部屋から出て宿を外へ出る。
カイン「ごめん、シリカ…」
俺は小声でシリカに誤り研師がいる店とは逆方向の西門へと向かった。
走って数分で西門にたどり着き足を止める。
カイン(此処から先はフィールド…敵が出てくる…)
俺は一回深呼吸して西門を…
シリカ「カインさん!」
潜ろうとしたが呼び止められた、後ろを振り向くと宿屋にいるはずのシリカだ。
シリカ「そっちはフィールドですよ!」
カイン「シリカ…どうして此処に…」
シリカ「窓から見たらカインさんが武器屋とは全く違う方向に行くのを見かけて急いで追いかけてきたんです」
まさか、窓から見られていたのか…
シリカ「研ぎに行くって嘘だったんですか?」
俺は何とか誤魔化そうと思ったが既にシリカは確信付いているのでそれはやめた。
カイン「わかった、本当の事を話す、俺は今から街を出て次の村…《ホルンカの村》に行ってアニールブレイドっていう片手剣を取れるクエストを受けにいく」
シリカ「そんな!危険ですよ!もし死んだら…」
カイン「大丈夫だ!レベルも高いしその上βだった、知識がある!」
シリカ「で、でも…」
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