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lineage もうひとつの物語
動乱
ドレイク
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を受けると兵に聞き直す。

「はっ。ゲラド殿から各地の掲示板に掲示されております」

「そうか、ゲラドか」

ラウヘルがゲラドを生かしておく理由はひとつ。
税収のためだ。
ゲラドは納税を完璧にこなし一度も漏れや遅れがない。
ラウヘルにとって手強い相手ではあるもののアデン軍には全く及ばない。

「わかった。下がっていい」

ラウヘルは兵を下がらせ魔法使いのケレニスを見る。
ケレニスは側近中の側近でありラウヘルが王座についた立役者だ。
すらりとした体型は年齢を感じさせずまだまだ若さを保っている。
胸を強調した衣装はその衰えない美貌をひけらかせているようだ。

「ケレニス、世はおもしろいことを思い付いた。頼まれてほしいことがあるのだが」

「ふふふ、なんでしょう陛下」

「各地に眠る伝説のモンスターを復活させてほしいのだが、できるか?」

「もちろんです陛下」

「よろしく頼む。まぁ暇潰しにはなるだろう」

「では早速行ってまいります」


その日、アデン各地でモンスターの目撃報告があがった。
そして翌日ゲラドはまだ報告のあがっていないドラゴンバレーにハスラン、ナイルを派遣した。
調査は何も異常なくナイルは一足先にゲラドへ報告へ戻りハスランはエルフの森へ立ち寄りアレンと出会ったのである。



エレナはマザーツリーへ戻りミスリルの矢を大量に作製するようアラクネに頼んだ。
緊急事態であるため大勢のアラクネが集い量産していくのであった。
そうしてるうちにマザーツリーから救援を受けた各地に散らばっていたエルフ達が戻り戦闘準備が進められた。
エルフはどこにいても母なるマザーツリーと繋がっており駆けつけられるのだ。
その数約50名。
歴戦の戦士達が集まりエレナが状況を説明する。
そしてハスランが待つ場所へ大量のミスリルの矢と共に移動を開始した。


ハスランは冷静に対応していた。
近くにいたフェアリーが応援に駆け付け魔法の援護を受けながらパンと共に攻撃をする。
少し動きが鈍ってきたようだ。
ハスランは比較的皮膚の薄いであろう腹の部分を的確に狙い僅かながらもダメージを蓄積させていく。
そして救援部隊が到着した。

「ハスラン!皆も一緒に戻ったわよ!」

「ありがたい!前衛は盾を展開し防御体勢を!弓を持つ者はその後ろで攻撃に入ってくれ!」

「ハスラン、これを!」

ミスリルの矢をハスランに見せエレナは矢筒ごと放り投げた。
見事受け取ったハスランは矢筒を交換しミスリルの矢を放つ!
矢が刺さり悲鳴をあげたドレイクは息を吸い込む。

「広範囲の炎がくるぞ!盾で防げ!後衛は前衛の回復を!」

流石は歴戦の猛者達である。炎に怯むことなく盾で防ぐ。
しかし勢い
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