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ソードアート・オンライン『明星の勇者』
VSザギ
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18:00


第1層《はじまりの街》西区路地裏


デスゲーム宣言から10分ほどが経って俺は路地裏でシリカの到着を待っていた。


カイン(…さてと、今できることはなるべくビギナー達にβテスターでの情報を流すのと混乱してる中、無茶をするやつも出てくる、それを一刻も早く引き留めないと…でも…なにより片手剣使いには重要な《アニールブレイド》を確保も重要か…いや、アニールブレイド確保は私情だな、でも、俺がβテスターだって、それで認めるかもしれない)


俺は今後の事を思考し、かなり悩まされる。


カイン(キリトとヨシユキ奴はアニールブレイドを手に入れに行ったのかもな)


キリトはソロで行動するのが多かったからいいけど、ヨシユキは俺とよくパーティを組んでたから一人じゃ危険すぎる。


カイン「…今のうちにステータスポイントの振り分けしとくか」


俺はメニューを開けてレベルアップしたことで獲得できるステータスポイントを振り分けていく。


カイン「やっぱ、STR:VIT:AGIを2:2:6でいくか」


そういってステータスポイント…1レベルが上がると5ポイントもらえるので2レベ上がった俺は10ポイントあるからSTRに2、VITに2、AGIに6と振り分ける。


カイン(…此処はシリカにも協力してもらわないと…)


そう思っているとこの路地裏に近づく足音が聞こえてきた。


カイン「ようやく…来たか…待ってたぜシリカ…じゃないな」


俺は例えどれぐらい姿違ってもシリカだと思いたかったが俺が今目の前にいるこの男は確実にシリカではないと推測できた。



なぞのおとこ「オレはザギ……おまえを殺す男の名、覚えておけ、死ね、『デューク・バンタレイ』」


その瞬間いきなりザギ…って!あのザギか!ってHPの本数が2本!?ま、まさかボス!?


カイン「くっ!」


俺は咄嗟に後ろに避けたが胸に肉薄で当り圏内でありながらあり得ないHP少し減少した。


カイン(なっ!体力が減った!?此処は街中だぞ!)


いきなり俺が知ってる知識外なことが起こり驚く。


ザギ「ひゃははぁっ!」


驚くのも束の間ザギは追撃を仕掛けてきて俺はスモールソードを抜刀してザギの2本の異様な形をした短剣の攻撃を防ぐ。


カイン「ぐっ!そっちがその気なら!」


俺はソードスキルで短剣を弾きそのまま中段の構えで瞬迅剣をザギの体に当て2秒ほど硬直して動けるようになり後ろに下がる。



ザギ「はははははぁっ!そうこなくちゃな、デューク・バンタレイ!!」


カイン「悪いが人違いだ!」


ザギ「さあ、俺に殺されろ!」



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