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インフィニット・ストラトス 復讐を誓った血継限界の転生者
IS実習にて
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いぞ、一夏。昨日教えやっただろう」

教えてもらってできないのはダメだが、一夏から教えてもらった箒の擬音で教える練習方法。あれで教えられたら無理もないな。俺でも分からん。

「大体だな一夏、お前というやつは昔からー」

「大丈夫ですか、一夏さん?お怪我はなくて?」

「あ、ああ。大丈夫だけど……」

「そう。それは何よりですわ」

オルコットは微笑みながらそう言った。

「……ISを装備していて怪我などするわけがないだろう……」

「あら、篠ノ乃さん。他人を気遣うのは当然のこと。それがISを装備していても、ですわ。常識でしてよ?」

「お前が言うか。この猫かぶりめ」

「鬼の皮をかぶっているよりマシですわ」

お〜こんなところで修羅場か、ようやるはこいつら。

「おい、馬鹿者ども。邪魔だ。端っこでやっていろ」

箒とオルコットの頭を押しのけて、織斑先生は一夏の前にたった。

「織斑、武装を展開しろ。それくらいは自在にできるようになっただろう」

「は、はあ」

「返事は『はい』だ」

「は、はいっ」

「よし。でははじめろ」

そう言われて一夏は六秒で武器を展開した。

「遅い。0.五秒で出せるようになれ」

確かに六秒は遅いがそれは早いだろ。

「オルコット、武装を展開しろ」

「はい」

左手を肩の高さまで上げ、真横に腕を突き出す。そして、一瞬であのスナイパーライフルを展開した。しかし、そのポーズの意味は?

「さすがだな、代表候補生。ーただし、そのポーズはやめろ。横に向かって銃身を展開させて誰を撃つ気だ。正面に展開できるようにしろ」

「で、ですがこれはわたくしのイメージをまとめるために必要なー」

「直せ。いいな」

「……はい」

「オルコット、近接用の武装を展開しろ」

「えっ。あ、はっ、はいっ」

オルコットは展開しようとするが,光の粒子はなかなか形どらなかった。

「くっ……」

「まだか?」

「す、すぐです。ーああ、もうっ!『インターセプター』!」

武器の名前を叫ぶと火の粒子は武器に変わった。けど、この方法確か初心者がやるやつだよな。オルコットにとっては屈辱的に違いない。

「……何秒かかっている。お前は、実戦でも相手に待ってもらうのか?」

「じ、実戦では近接の間合いに入られません!ですから、問題ありませんわ!」

「ほう、織斑との対戦で初心者に簡単に懐を許していたようにみえたが?」

「あ、あれは、その……」

「次は紅原。武装を展開してみろ」

「分かりました」

俺は返事をして、右手に漆黒の刀型武装『黒鷲』を展開した。

「よし。ほかの武装も出してみろ」


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