暁 〜小説投稿サイト〜
木ノ葉の里の大食い少女
第一部
第一章 純粋すぎるのもまた罪。
1−3
[10/10]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
でしまった彼らに少し申し訳ないけれど、でも今の自分はたらふく食べられて、すっごく幸せだ。
 なら死んだ者のことは考えないことにしよう。死んだ者のことについて考えたって始まらない、だって彼らはもう死んだ。

「まあ、悩み苦しみ間違うのも、青春の一部だ! さて、今日は私が何か奢ってやろうか」
「えっマジ! 先生後で後悔するなよ!」
「ただしマナ、お前は一番やすいものを最低で五杯だけしか食べてはいかんぞ! 忍耐も忍びに必須なことだ」
「えーッ、何それヒッデー!」
「わうーん」

 紅丸に促されて視線を西に向けると、目玉焼きのような夕日が丘の向こうに沈もうとしている。
 どうか明日も、またこの四人と一匹で楽しく過ごせますようにと、マナはそう、願った。
 そしてその願いは、少しの間だけ、叶えられることになった。

[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ