第一部
第一章 純粋すぎるのもまた罪。
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でしまった彼らに少し申し訳ないけれど、でも今の自分はたらふく食べられて、すっごく幸せだ。
なら死んだ者のことは考えないことにしよう。死んだ者のことについて考えたって始まらない、だって彼らはもう死んだ。
「まあ、悩み苦しみ間違うのも、青春の一部だ! さて、今日は私が何か奢ってやろうか」
「えっマジ! 先生後で後悔するなよ!」
「ただしマナ、お前は一番やすいものを最低で五杯だけしか食べてはいかんぞ! 忍耐も忍びに必須なことだ」
「えーッ、何それヒッデー!」
「わうーん」
紅丸に促されて視線を西に向けると、目玉焼きのような夕日が丘の向こうに沈もうとしている。
どうか明日も、またこの四人と一匹で楽しく過ごせますようにと、マナはそう、願った。
そしてその願いは、少しの間だけ、叶えられることになった。
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