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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
EpisodeU:
Vixi et quem dederat cursum fortuna peregi
Epos1夜天の主の下に集いし雲・守護騎士〜Wolken Ritter〜
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すがにわたしのような子供に壊せるわけもなく。今度はペンチでも使ってみようか。どうしても中身を見てみたい。ヴォルケンリットルが住んでるってことやから、どうゆう風に住んでるのかめっちゃ見たい。ページを切り抜いてシルバ○アファミリーみたいな小っちゃい部屋があったりして。想像してみる。小っちゃい騎士が生活してる本とか・・・・めっちゃ面白そうや。
「・・・アカン。なにをやっても切れん・・・」
ペンチで切ろうとしてもビクともせえへん。やっぱりわたしの誕生日が来ぇへんとアカンみたいや。鎖を切るんを諦めて、勉強の自習を始める。今日は国語と理科の予定や。まず漢字の書き取りをし始める。次は音読。続けてその感想文。それで1時間目の自習を終えた。
「ルシル君、どこまで行ったんやろうな〜・・・?」
国語はわたし1人でも十分できるけど、今ルシル君に教わっとる理科ってちょう難しいで、1人やと苦戦してまう。と、「ただいま」ルシル君が帰って来た。部屋の入り口からリビングに顔だけを出して「おかえり〜♪」お出迎えの挨拶。ケーキ屋さんに行った時とは違くて、なんや気落ちしとる。出掛けてから帰って来るまでに何かあったんかな。
「ケーキの注文、してきたぞ。ショートケーキのホールを1台」
「・・・・ホール1台!? そんなに食べれへんよ! わたしとルシル君の2人やと!」
太る! ホールケーキを半分こにして食べるとしたら、わたし、絶対に太ってまう。ただでさえ運動が出来ひんから太りやすいゆうのに。
「いやいや。いくら甘いモノ好きな俺でもホールを半分食べる自信は無い。増える家族分も入っているんだ。俺が知る守護騎士は全部で5人。石田先生も入るかもしれないから、その分を考えたんだ」
「あ、なるほど〜。うん、それならちょうどええ大きさになるな♪」
「ああ。・・・」
ルシル君は微笑んどるけど、やっぱりどこか気落ちしてる感じがする。そやから「なんかあったん?」って訊いてみる。けどルシル君は「いいや。なんでもないよ。物理の授業を始めよう」わたしの頭を撫でた後、わたしの部屋に向かう。
一緒に暮らし始めてまだ1ヵ月ちょいやけど、それでもルシル君の感情の揺らぎは気付けるくらいは見てた。何かあった。そやけど隠す。魔法関連のことやと思う。また危ない事をするつもり・・・やったらどうしよう。
「ルシル君!」
「ん? どうした」
「あ・・・えっと、な。その・・。あ、明日の診察ん時に石田先生にヴォルケンリットルのみんなこととか話さなアカンな」
「だな。それにはやての誕生日パーティへのお誘いだ。あとリットルじゃなくてリッター、騎士を意味するリッターだな」
「oh」
そのまま授業、夕ご飯の買い物、いつも通りになったルシル君と夕ご飯を一緒に済ませ
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