ディアボロス
第10話 再会し、準備する
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か」
「「っ!?」」
いつの間にか現れた秋人。
ニヤニヤしながら時間と場所を忘れていら俺とアーシアを眺める。
ハッと自分たちの格好を思い出してあわてて離れるけど時すでに遅く、
「おーおー、息もピッタリだな」
「秋人!?」
「ま、上がれよ。いろいろ聞きたいことあるんだろ?」
そう言われ、促されるままにアーシアと家に入った。
◆――――――――――――――――――――◆
「さて、質問タイムといこうか。答えられる範囲で答えるから」
「どうしてアーシアがここにいるんだ? あのあとクソ神父に連れていかれたんじゃ……」
アルジェントさんも私気になりますといった様子でこちらを見てくる。
まあ、なんでと言われても、
「俺がちょちょいと拉致ってきたからな」
「拉致った!?」
「そそ。嫌な空気が流れてるなと町を回ってたらお前とエクソシストを見つけて、映画のワンシーンよろしくな感じだったからな。いやー、一誠のあんな顔久々見たな。アルジェントさんから見てどうだったよ」
「すごく嬉しかったです! ……こんな私を友達とおっしゃってくれて、イッセーさんも危ないはずなのに自身のことよりも気を使ってくれました。……いままでそんな方がいませんでしたから……。だから嬉しかったです。イッセーさん、ありがとうございます!」
「お、おう……」
一誠が口を開く前にアルジェントさんに振った。
彼女の言葉に一誠は照れ、たぶん言おうとしてた言葉とは違う言葉が出ただろう。
ま、いままでこんなに真っ直ぐで純粋な好意を異性から向けられたことがないからだろうな。
「動機はそんなもん。で、いつまで照れてるんだ?」
「べ、べべ別にそんなことないぞ!? そ、それよりもだ!」
露骨に話をそらす一誠。
「あー…その、なんだ。秋人はなんとも思わないのか? 俺が悪魔になったこと……」
ああ、そのことか。
つか、思い付いた話題をすぐに口に出して変にやっちまった感出すのやめい。
「特にないな。もともと悪魔やらの人外の存在を知っていたからな。今も交流あるし、俺、魔法使いだし」
一誠は一誠だ。
今まで積み重ねてきたものが変わるわけでもない。
「はいいいいい!?」
「悪魔や堕天使がいるんだ。魔法使いがいてもおかしくないだろ?」
「ま、まあそうだけどよ……」
つい最近まで普通の生活してたんだから仕方ないといえば仕方ない。
そういったファンタジーな存在はゲームやアニメの中だけで存在すると思ってもな。
「まあ、話はこれくらいにしてここからが本題だ」
話をひと段落つける。
「今回一誠を呼び出したのは依頼……というより誘いだな」
そう言って
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