暁 〜小説投稿サイト〜
亡命編 銀河英雄伝説〜新たなる潮流(エーリッヒ・ヴァレンシュタイン伝)
第八十話 フェザーン謀略戦(その2)
[6/6]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
……」

レムシャイド伯が顔を青褪めさせながら呻いた。
「全員銃を捨てなさい、死にたくないでしょう」
「……」
兵士達は顔を見合わせている。判断がつかないか……、厄介な奴らだ。

「彼らはローゼンリッターです。そしてナイフを持っている。銃を捨てないと殺されますよ、彼らは貴方達を切り刻みたくて仕方ないんですから」
「……」
俺の言葉に帝国軍兵士がぎょっとした表情でシェーンコップ達を見た。見られた方はニヤリと笑い返した。帝国軍兵士の顔が青ざめていく。可愛くないな、シェーンコップ……、美味しいところを全部持っていく。

「シェーンコップ准将、銃を捨てない人は切り刻んでください。得意ですし大好きでしょう」
「楽しみを作っていただいて有難いですな」
シェーンコップが苦笑しながらナイフを抜く。リンツ、ブルームハルト達が続いた。帝国軍兵士達が慌てて銃を捨て始めた。

ローゼンリッターの評価は決まった。今日この日から加虐趣味の変態ナイフ愛好者同好会だ、俺がそう決めた。反論は許さん。





[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ