暁 〜小説投稿サイト〜
とある碧空の暴風族(ストームライダー)
ニシオリ信乃過去編
Trick-08_ASEに入らないか?
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野外訓練場から立ち去った。
結局、時間切れで3セットを残した状態で終了した。

当然ながら本物の軍隊の訓練は甘くない。
少々戦場の経験がある俺程度が充分についていけるはずもなく
体力切れで地面に突っ伏していた。

とはいえ、突っ伏す時間も惜しい。
過労で食事をするのも時間が掛かる。
食事を取らなければ次の訓練が持たない。

体に鞭打って食堂へ足を運んだ。

「おいおい、シノ! また隊長にコッテリ絞られているな!」

「ゲッソリと楽しそうだなオイ!」

「これのどこが楽しそうなんですか・・・」

声を掛けてくれたのは本物の部隊の方々。
俺が倒れた基本訓練を、すでに終わらせた上で、フォーメーション等の応用訓練を
終えたはずなのに、全員がケロリとしている。さすが本物は違う。

「ごはん・・・」

「はいよ! お残しは許しまへんで!」

「は〜い」

ああ、めしがうまい。空腹は最高のスパイスっていうけど、
労働の疲労もいいよね・・・空腹と違って進んでやりたくないけど。
というか、これは労働に入るのか? ま、いいや。

ご飯を食べながら今後の事を考える。

最近、テッサちゃんのベビーシッターをする前の時間帯は
ここで訓練をしている。

午前中は基礎訓練。午後は銃や爆弾などの構造理解講座。
アフターファイブはベビーシッター。9時に帰宅。

こんなライフサイクルを繰り返している。
自由時間と言えば寝る前の1〜2時間ぐらいだ。

幸いなのは睡眠時間を削られない事だ。
一応は成長期の身なので、ここで体格の成長が止まったらいやだし。

「ごちそうさまでした」

「パンのかけら一つ残さずに綺麗に食べるね、あんた。
 メシを作るこちらとしては嬉しい限りだよ」

「食べられるだけで幸せですからね。米粒一つ、パン屑一欠けらも残さないですよ」

「若いくせにいいこと言うじゃないか」

食堂のおばちゃんが笑いながら食器を片づけていけた。

大人の中にジュニアスクール(小学生)の小僧が一人いるのは居心地が悪いと思ったが、
みんな優しくしてくれる。いいところだ。やっぱりリチャードさんの部隊だからかな?

午後は講義室Bだったな。疲労から少し回復した体で移動した。


そんなSWAT生活に慣れ始めた頃、またまた俺は事件に巻き込まれた。


****************************************

今日は土曜日、英語でSaturday。今日は訓練もお休みダー!

いかんいかん。久しぶりの完全休暇でテンションがおかしくなった。

さてさて、今日はお休みと言う事でストレス解消も含めて買い物に出ている。
訓練で服が傷みやすいから新し
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