暁 〜小説投稿サイト〜
とある碧空の暴風族(ストームライダー)
ニシオリ信乃過去編
Trick-06_≪錬金≫と≪解析≫
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セバスチャンさん、セバスチャン様から様々な事を教えて頂きました。

ええい、やめやめ! 地の文まで丁寧に話していたら疲れる!

半年の間、セバスチャン様からパネェ指導の元、超は付かないながらも
一流の執事になる事が出来ました。

それともう一つ。

三流の魔術師になりました。



・・・・うん、執事とまったく関係ない事は自覚あります。
前後関係の文章がおかしいのもあります。ですが事実です。

執事の仕事として部屋を、本棚を掃除していたら魔術書みたいな物を見つけました。
オカルト(偽物)の意味で読んでいたら、丁度部屋に入ってきたローラ様と神裂さん。

「いや、驚きました。魔術は本当に存在していたんですね」

と、冗談として言ったつもりだったのだが

「あ、あなたは魔術の事は信じるのですか!?

 学園都市の生徒だったのでしょう!?」

「え"?」

神裂さんが素で驚いて予想外の返事をした。俺も素で驚きました。

いや、神裂さん程の理性的で真面目な人が魔術を酔狂で実行していると思えない。

「・・・魔術って本当にあるんですか?」

「え? 今、あなただってそう思って言ったのでは・・」

「いや、ごめんなさい。冗談のつもりで魔術があると言ったつもりだったんですが、
 神裂さんの反応を見ると本当、なんですよね?」

「・・・・・アリマセンヨ、魔術ナンテ」

「嘘っぽいです」

そんなことがあって魔術の存在を知りました。

ちなみにローラ様は会話には入らず、後ろで微笑をしていただけである。
うん、何か企んでいるときの笑顔ですね。いや、企みが成功した時の笑顔だ。

執事スキルで主の考えている事が表情である程度分かるようになりましたよ。
たぶん魔術の露見はローラ様が仕組んだ事かも知れない。確証はないけど。


学園都市出身の俺が魔術を簡単に受け入れたのは、大きな理由が2つある。

1つ目は超能力が使えない事だ。

超能力を今後も一切使えないとお墨付きを貰った俺は、
早々に能力開発の授業を受けなくなった。

無駄だし、逆にきっぱりと諦めた方が精神衛生上に良い。
そのせいで学園都市の科学絶対主義な考えには浸っていないのだ。

2つ目はA・T(エア・トレック)の存在を知っていたからだ。

いやね、あれも科学的な事象ですよ。
けど客観的にみれば超能力というか魔法というか超常現象というか。


そんな感じで魔術みたいな科学では証明できない事でも、別に受け入れられるわけだ。
ローラ様と神裂さんには1つ目の理由だけを話して(2つ目は話してない)納得してもらえた。

「なら、あなたも魔術を学んでみたら?」

「アークビショップ!? 科学を学
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