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ワンピース*海賊と海軍、七武海と白髭。「永久の愛を」《1st》
第一章
*エースとの別れ*
雷が泣いた日。2
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…こういうの欲しい、って・・・言ってたろ?
・・・その前にこんなのでいいのか・・・分かんなくてよ・・・」
涙が溢れて何も言えないあたしは頷いた
あたしだけがまだエースの事を警戒していた時、
アラバスタへ向かう途中の小さな村にあった指輪のお店で
ナミとビビの三人でこんなのが欲しいって話をしてた時があったけど
まさかその時の話を聞かれてたなんて…
エース「高価な物じゃなくてもいい、ダイヤじゃなくてもいいから自分にあったモノが欲しい≠チて…言ってただろ?」
リノ「グスッ…うん…」
エース「俺さ…リノと付き合いだした時から…何かをあげようとしても何あげればいいのか分かんなくてよ…」
あたしはエースさえいれば何もいらないよ、って言おうとしても何も言えなかった
まさかエースがここまで思っててくれてたなんて知らなくて
嬉しい気持ちで沢山だった
ナミ『え〜?それってどういう意味?』
ビビ『ダイヤじゃない何か、って事ですか?例えば?』
リノ『例えば?ん〜…あたしって雷じゃん?』
二人『うん/はい』
リノ『雷の形をしたモノがダイヤの代わりに乗ってて欲しいなって事』
二人『あ〜…成程…』
数ヶ月前の話なのにナミとビビの会話が数日前の記憶みたいに甦ってくる
その後でエースってば妙に深刻そうな顔をしてたんだよね
その時はエースから離れる事を考えてたあたしは何も聞かなかったし、近づかなかったけど
まさか指輪のことで悩んでたなんて…
エース「この…赤く燃える炎は…俺、
それから…これは…リノだ。」
優しく笑うエースが赤い指輪をあたしの左手の中指にはめると
嬉しそうな顔より満足そうな顔で指輪を見下ろした
エース「その炎は…水に触れても…消えないんだぜ?」
指輪の上で小さく燃える炎の上に右手の人差し指を少しだけ当てると
火傷しそうな熱さじゃなくてほんのり指が暖かくなって
嬉しすぎてエースに抱きついた
リノ「エース…ッ…ありがと…!!」
エース「…リノ…」
リノ「ずっとずっと…大事にする…!!」
何度言っても言い足りないぐらいにありがとう≠言うと
エースは照れくさそうにはにかんだ
エース「そうしてくれると…嬉しいぜ…
お前は、俺の……女だ」
リノ「うん……!!ずっとずっと…大切に使う…!!」
あたしの背中にエースの大きな腕が回されると
エースが優しくだったけど強く抱きしめて
少しずつエー
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