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lineage もうひとつの物語
動乱
デスナイト2
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していく。
誰も声をあげる者はなく沈黙をもって答える。
そして飲み物に口をつけ唇を潤わし

「そしてフィオナさん。今の国王をどう感じておる?正直に話してもらいたい」

話を振られたフィオナはビクッとし考え込む。
正直に言えば捕まって処刑されてしまう恐れがあるからだ。
フィオナは黙り俯いてしまう。

「正直に話してほしい。俺達は何を聞いても君に危害を加えることはしない。約束する」

ナイルの真剣な表情にこの人を信じて死ぬことになってもいいかと

「私は今の国王に反対です。私利私欲のため国民を苦しめるなどあってはならならないことです。今は力をつけいつかはレジスタンスへ加入し国と戦うつもりです」

言ったらスッキリした
フィオナは晴れ晴れとした顔で文句があるならいってみろと言わんばかりである。

ナターシャは笑顔を浮かべフィオナに伝える

「では、私達と一緒にきませんか?」

フィオナは呆気にとられナイルを見る。
ナイルは頷き

「この方は先代の善王デューク・デフィル様の嫡子ナタリシア様。そして今我々は国を取り戻さんと旅をしている」

フィオナは軽い目眩がした。
この人達は只者ではないと思っていたがまさかである。
嗚呼、失礼なことをしでかしてないだろか
記憶を探るが軽いパニックになっているため思考が定まらない。

「フィオナさんどうされました?」

ナターシャは体を伸ばしフィオナの頬をそっと撫で心配した面持ちで尋ねる。
しかしそれがいけない。
更にパニックに陥りながらフィオナは答える

「ふ、不束者ですが宜しくお願いします」

と。

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