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lineage もうひとつの物語
動乱
デスナイト2
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ードであり四人組だったこと。
そしてその四人組は自分より格段に強く逃げ帰ってきたと。

ナターシャらは驚愕し言葉もでない。
伝説上のデスナイトが実在することにも驚くが復活した?
ハスランがまず口を開いた。

「おまえほどの使い手が逃げ帰るとは信じられん。いったい何者だ?」

「わからん。オリムと関係あるようだから象牙の塔にいけば資料があるかもしれんが」

ナイルは思い出すように話しゲラドへ視線を向ける。

「俄には信じられんが事実なのじゃろう。警告文を出さねばならんな」

ゲラドは呼び鈴を鳴らすと現れた従者に何ごとか告げ再び話し出す。

「フィオナさん。思い出すのは辛いじゃろうがそのときの状況を詳しく話してはくれんか」

フィオナは頷き語り出す。
自分達は5人組で自分以外のメンバーは熟練者でそれなりに名前が売れている。
自分は二月前に入った新人で弱いため自分を守るような陣形だった。
5階から階段を降りた先で急に襲われた。
まず先行していたナイトがやられ驚く間もなくエルフが切り捨てられた。
もう一人のナイトとウィザードが応戦するも二人とも一撃だった。
自分が狙われたとき息のあったエルフが弓で気を引き逃げろと叫んだ。
エルフの断末魔を聞きながら必死に階段を登りナイルと出会ったと。

悲痛な表情で涙を浮かべ話す彼女の手をテーブルの下で握り励ますナイル。
彼女はナイルの励ましがあり詰まることなく話終えることができた。
ナイルは代わり続ける

「四人組も同様警戒すべきです。私一人だと出会い頭で終わってました。感じたことのないような魔力の高さでした。」

それを聞いたゲラドは頷きナターシャが口を開く

「それは例えば私達が揃っても無理なほどでしょうか?」

「物理攻撃に対する耐性がどれだけあるかによると思われます。しかしまだ無理ではないでしょうか」

ナイルは冷静に分析する。

「やつらは捕らえるために攻撃してきたのであって殺すためではありません。一人気絶させた後のやつらは本気になったのか魔力が高まりどこまで上がるのか想像もつきませんでした。最初から殺す気だったのなら自分達はここにいないでしょう」

ナイルの魔法に絶対的な信頼をおいているナターシャ達にとっては衝撃だった。
そしてゲラドが語る。

「ナイル程の使い手にここまで言わせるとは只者ではない。すぐ象牙の塔に使者を派遣し調べることにしよう。それにデスナイトじゃ。その娘が語ったパーティーには覚えがある。おぬしらには及ばぬが上級者といえるパーティーじゃわい。それが手も足も出ぬとは想像もつかん強さじゃ。有象無象が何人揃っても無理じゃろう。この問題は糸口が見つかるまではわしが預かろうと思うがどうじゃ」

皆を見渡し一人一人確認
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