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lineage もうひとつの物語
動乱
デスナイト
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フィオナと名乗り仲間を置き去りにしてしまったことを悔いていた。
ナイルは助かっただけでも仲間に感謝するよう語り必ず脱出させてやると彼女と約束した。

3階まで戻ったときである。
何かわからないがフロア全体に響き渡る叫びが聞こえた。
響いているため何を言っているのかははっきりとはわからない。

「ここで何が起きてるんだ?」

ナイルは警戒心を深め階段に向かって歩いていく。
フィオナの震えは大分治まっており自分の足で着いてきていた。
ナイルは突然立ち止まり待つよう指示を出す。

「誰かがオリムを探しているのか?」

オリムとは賢者と呼ばれメインランドケイブ7階に住み防具強化スクロールを販売している変わり者のことである。
まぁ偉い賢者様らしいが。
ナイルは次の部屋に叫んでいる何かがいると感じとり警戒する。
フィオナは周囲をキョロキョロ見渡しており落ち着かない様子だ。
部屋の入り口にナイルは近寄り中へ石を投げ様子を見ようとすると

「裏切り者め!そこにいたのか!」

と四人組のウィザードが突然魔法で攻撃してきたのだ。
イラプションの魔法がナイルに襲いかかりカウンターマジックを瞬時に唱えそれを跳ね返す。
しかし相手は四人。
次々と魔法がナイル目掛けて炸裂しナイルは攻撃魔法に包まれた。
咄嗟に魔法にレジスト効果のあるマジックマントで身を包み防御するも大ダメージを受けてしまっていた。
フィオナが必死にエキストラヒールで回復しナイルは立ち上がるなりマジックマントに身を包んだまま四人を目掛けて走る!
そして四人組の中心に立ち魔法を唱えた

「ファイアーストーム!」

自分の周囲に炎の竜巻を発生させる強力な魔法だ。
だが四人組は悲鳴を上げるも倒せてはいない。
連続でファイアーストームで攻撃をし四人組がバラけたところで一人に対して追い討ちをかける。

「コーンオブコールド!」

巨大な氷の岩が飛んでいくがファイアーアローで双殺されてしまう。
ファイアーアローは最下級の魔法でナイルの放った魔法は中級魔法だ。

魔力が違いすぎる
だがこいつらは魔力の強さと量が多過ぎる故に力押ししかしてこない。
ナイルは魔力こそ負けているものの戦闘経験に分がある。
そして次なる手を繰り出す。

「スタラック」

正面にいた敵の足元に蔦が生え絡み付く。
但し相手は魔法に対する耐性がありすぐに消え去るが瞬間でも足止めになればそれでいい。
そしてトルネードを唱え他から放たれた魔法を殺し前方へ得意魔法を放つ

「サンバースト」

得意魔法のため詠唱時間は無いに等しい。
そして再度

「サンバースト!」

激しい爆発が起こり正面の敵は倒れた。
様子から見て気を失っただけのようだが。


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