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黄昏アバンチュール
新入生歓迎会
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で、どんなひとなんですか?黒瀬くん先輩の彼女って」
「残念ながら良く知らないんだよね」
「そうですか…というか、先輩彼氏いたんですか!?」
「一応ね…友達みたいな感じだよ、そんなに頻繁にあったりしないし、二ヶ月に一回くらい」
「それ、自然消滅じゃないですか…?」
「そういうわけでもないんだよね、メールとかそんなにするわけでもないし、よくわかんない」
「でも、羨ましいです、私も欲しいなー彼氏」

「他の一年とかは?どう?」
「「ないです、絶対」」
「それに、彼女いるんですよ、篠宮って」
「ほんとに…やりおるな、あいつめ。でもなんだかわかるようなきもする」
「顔はかっこいいですものね、顔は」
「みてるみてる」と結城先輩が笑った。


時計を見るともう八時になっていた。
「そろそろ帰ろうか」
「あ。お会計」と言ってお財布を出そうとする一年生を制する。
「今日は、わたし達のおごりだから」
去年からこれがいいたかったのだ。

「お、俺が言いたかったのにー」いつの間にか浅尾が片付けを終えていた。
本当にあの二人、今日は存在感が薄かった。



実際には大体は先輩が払ってくださるのだけど、半分くらいはわたし達も払っているので、おごりだと言ってもいいはず…だ。

先輩たちはもっと遅くまでいるそうなので、お金を払って先に店を出る。
外まで結城先輩が送りに来てくれた。

「今日はありがとうございました。」
「いいのよ、また、練習いくからね」
「ありがとうごさいます、お疲れ様でした」


駅に行くと、それぞればらばらになってかえった。私と黒瀬くんと、溝口さんは途中まで一緒に帰った。

こうして、新入生歓迎会は終わった。
一年生達はちゃんと、楽しめただろうか…?










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