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こんな私(俺)の物語
第六話 戦闘校舎のフェニックス
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でいける熱いものを内に秘めています。私もアーシアもイッセーのそのようなところに惹かれてますわ。特にアーシア。ねぇ?アーシア」

「は、はい!イッセーさんは私を命懸けで助けてくれました。私の命の恩人です。学校でもたくさん助けてもらっています。授業のときも・・・」

おお、語りだした。だが部長。何故俺もイッセーを信頼していると言わない。そこそこ信頼しているぞ。惹かれてはないけど。それともただ単に忘れてたのか?「ほー、うちのイッセーがねー」「人様の役にたつなんてねー」
・・・散々な言われようだ。

「今回のホームステイは花嫁修業もかねて、というのはどうでしょうか?」

『花嫁!?』

息ピッタリだな。分かってないアーシアに現実を教える。捏造も込めて。ボンッ、という音がするほど赤くなる。

「・・・イッセーがこんなのだから父さんは一生孫の顔なんて見れないと思っていた。老後も一人身のお前を心配しながら暮らさないといけないのかと悲嘆にも暮れたよ。」

まあ、あれだしな。そりゃ感涙ぐらい流すわ。

「母さんもね、イッセーにはお嫁さんは来ないと思っていたの。だって。イッセーだもの。バカ息子だもの。世間に出しても恥にならないように教育したつもりだったけど、その甲斐も空しくあなたのような息子が生まれ育ったわ。母さんはね、タイムマシンがあったら全力で過去の自分を説得しにいくわ。『その子はクローゼットの奥にあるプラモデルの箱の中にエッチなDVDを隠すダメ息子になるから注意しろ』ってね」

いってやれ。このオープンスケベはなんとか矯正しないと。部長のイメージダウンになりかねん。

「アーシアさん!こんなダメ息子だけど、よろしくお願いできるかい?」

「そんな・・・イッセーさんはダメな方なんかじゃありません。とっても素敵な方ですよ。」

こういうのを聖母というのか。足りてないけど。何がとは言わんが足りてないけど。

「リアスさん!アーシア・アルジェントさんを我が家でお預かりします!」

「ありがとうございます。お父様。とゆうわけでイッセー。これからアーシアをよろしくお願いね。アーシア、これからイッセーのお家にご厄介になるのよ。失礼のないように。イッセーの親御さんと仲良くしなさい。」

ああ、俺抜きで盛り上がってるよ。嫁にもらう気満々のイッセー父とか、迷いなくイッセー宅を選んだアーシアとか
。憂鬱な部長とか。・・・フェニックスか。


     時間経過・・・少女登校中・・・


登校中に見たものは、アーシア一緒に登校するイッセー。周りの悲鳴。フラれたやつらの怨念。見たかイッセー。これが日頃の行いが招いた結果だ。端から見る分にはいいな。
どうも、最近影が薄くなってきた八雲紫です。そのうち黒子とか呼ばれねえよな。
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