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紅眼の銀狼が幻想入り(アカメノギンロウガゲンソウイリ)
第一章 巫女と少年

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「ん…ここは…?」

目が覚めると少年は見知らぬ草原にいた。

彼の名は紅狼銀牙(くろうぎんが)。

普通の高校三年生である。

「俺こんな所で寝てたっけ…。」

少年は辺りを見回すが相変わらず景色に見覚えは無い。

「…とりあえず歩いてみるか。」

少年は初めての大地を一歩踏み始めた。

「しかし何も無いとこだな。お、あそこに神社がある。行ってみよう。」

少年はとりあえず向こうに見える神社に向かって歩き始めた。
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