旅立
新たなる出逢い
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えほとんどお聞きしました。では最後にひとつ。砂漠越えのときの護衛は?グルーディオ方面に砂漠越え以上の護衛は必要ないように思われますが。」
「まさしくその通り。しかし残念ながら戦士二人が見かけ倒しでね。全く役に立たなかったのだよ。他に二人女性の護衛を雇っているがそちらが目当てだったようで解雇したのだ」
なるほど。
他に雇っている以上騙しの可能性は低いようだ。
「わかりました、引き受けましょう」
「そうか!よかった。掲示板だとまたハズレを引きそうで怖くてね」
これは前金だと2500アデナをアレンに渡す。
宿の鍵もつでに渡し告げる
「出発は明後日の朝。呼びにいくから明後日の朝には部屋にいてくれ。それまではこの部屋を使って自由にしてくれてかまわん。」
お礼を言い受けとるアレン。
支払いを済ませ外に出ると
「そうだ他の護衛二人に紹介しておこう」
着いておいでとイヴァンとアレンは宿へ歩き出した。
宿の食堂へ入っていくイヴァンに着いていくと冒険者風の女性二人が談笑していた。
この二人がそうなのだろう。
「イヴァンさんおかえりなさい」
先に気付き声をかけてきたのはエルフ。
若干自分より年上だろうか20台前半の整った顔立ちでかなりの美人だ。
次に声をかけてきたのはウィザードだろう。
自分と同じくらいの年齢でローブを身に纏っていて可愛らしい部類に入るだろう。
「今度のは大丈夫でしょうね」
「君たちも砂漠で見ただろう?一人で越えてた戦士さんだよ。」
ああそういえば
と二人は頷き二人は自己紹介にはいる。
「私はエレナ。見ての通りエルフよ。弓を主体としているわ」
「アーニャ。ウィザードよ。」
頷きアレンも自己紹介にはいる
「アレンといいます。ナイトです。宜しくお願いします。」
お互い固い握手を交わすとイヴァンに同席を勧められそこに座る。
イヴァンは用事を済ませてくると言い昼食を三人分注文し料金を支払ったあと宿を出ていった。
昼食はというとアーニャが前の戦士二人組の愚痴を言いアレンは苦笑しながら相槌を打ちエレナは静かにアレンを観察するという風景だった。
食後のコーヒータイムを満喫しているとエレナがふと口にした。
「アレンさんはお仲間は?独り旅なのかしら?」
「今のところ独り旅ですね。いつかは合流したいと思っているパーティーはありますが今はまだ」
「そうなんだ。てっきり一人でいるから友達いないのかと思ったよ」
アーニャは結構失礼なことを考えていたらしい。
「ははは。まぁ身内いなくて天涯孤独。学友はいますが当たらずも遠からずですね。」
「あ、ごめんね。私デリカシーないから。」
アーニャはばつが悪そ
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