第九話
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捕まったといってました」
「人間もやるときはやるのね」
「あら、博麗の巫女も普通の魔法使いも人間よ」
「あの二人は特別よ」
パルスィは苦笑いをしながらそう言った。
「ところで清香、あなたなぜここに?」
「革命軍につかまってたんですが……能力が……見つかっちゃって……」
「なるほど、いろんなところにつれまわされたのね?」
清香は何も言わずにうなずいた。
その後詳しい話を聞いたところ、清香は革命軍の医療部隊に協力させられた後、地霊殿での伝染病や不可解な事件が発生。それで旧都につれてこられたとのことだった。それもすべて強制でだ。
「でも、なんでまた能力がばれるなんて……」
「同じ牢屋にいたおじいさんが……発作をおこして……」
「それで能力を使ってばれたってこと?」
清香はまたコクリとうなずく。
「しかし、革命軍もこんな女の子を使うなんてね」
「さすがに……ねえ」
「とにかく、これからどうするの?」
戦況は膠着状態。革命軍は内部に撤退し、映姫たちは外で待機中。突撃しても、地霊殿まで少し距離があり、その間体をさらすことになる。
もちろん、弾幕や彼女達の身体能力があれば、避けずに攻撃も可能だ。だが、いくら人間とは違う能力を持っていたとしても、必ず無傷で戦えるとはいえない。それに、頭に鉛球をくらってしまえば、一発で終わってしまう。
何か効率のいい方法はないか、そう考えていたときだった。
「そういえば清香、あなた意外に伝染病や精神病を抑える人がいたの?」
「……いなかった……です」
「なら、簡単な話ね」
そう言って幽香は笑みを浮かべた。
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