暁 〜小説投稿サイト〜
東方攻勢録
第九話
[3/3]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
捕まったといってました」

「人間もやるときはやるのね」

「あら、博麗の巫女も普通の魔法使いも人間よ」

「あの二人は特別よ」


パルスィは苦笑いをしながらそう言った。


「ところで清香、あなたなぜここに?」

「革命軍につかまってたんですが……能力が……見つかっちゃって……」

「なるほど、いろんなところにつれまわされたのね?」


清香は何も言わずにうなずいた。

その後詳しい話を聞いたところ、清香は革命軍の医療部隊に協力させられた後、地霊殿での伝染病や不可解な事件が発生。それで旧都につれてこられたとのことだった。それもすべて強制でだ。


「でも、なんでまた能力がばれるなんて……」

「同じ牢屋にいたおじいさんが……発作をおこして……」

「それで能力を使ってばれたってこと?」


清香はまたコクリとうなずく。


「しかし、革命軍もこんな女の子を使うなんてね」

「さすがに……ねえ」

「とにかく、これからどうするの?」


戦況は膠着状態。革命軍は内部に撤退し、映姫たちは外で待機中。突撃しても、地霊殿まで少し距離があり、その間体をさらすことになる。

もちろん、弾幕や彼女達の身体能力があれば、避けずに攻撃も可能だ。だが、いくら人間とは違う能力を持っていたとしても、必ず無傷で戦えるとはいえない。それに、頭に鉛球をくらってしまえば、一発で終わってしまう。

何か効率のいい方法はないか、そう考えていたときだった。


「そういえば清香、あなた意外に伝染病や精神病を抑える人がいたの?」

「……いなかった……です」

「なら、簡単な話ね」


そう言って幽香は笑みを浮かべた。

[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ