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ゲルググSEED DESTINY
第六十七話 勝利か敗北か
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モノアイを破壊し、体勢を崩した瞬間を狙って左手にそのまま持っていたビームライフルで撃ち抜いた。
しかし、数が多い。倒しきれない数というわけではないが、このままではレクイエム発射までに間に合わない。そんな風に考えていると焦りが動きに出てきたのか、単調な動きが出る。そして、数少ないその隙を狙って、一機のゲルググFS型が不意打ちを仕掛けた。
明確な隙を見せるタイミングを虎視眈々と狙っていたのだろう。相手もおそらくはエースパイロット。その動きには相打ち覚悟でも敵に傷を負わせるといった気概が見て取れる。キラも狙われたことに気付くが、既に回避が間に合う段階ではない。

(一撃を貰って反撃するしかない。でも、当たり所が悪ければ戦闘の継続が……そうなったらレクイエムを止める事が――――)

そう思ってせめて攻撃を受け止める部分を減らそうとばかりに機体を僅かに動かす。しかし、ゲルググFS型の攻撃はストライクフリーダムに届くことはなかった。何故なら、横合いからリゼルやドムトルーパーが攻撃を仕掛け、ゲルググFS型を撃ち抜いたからだ。

「バルトフェルドさん、ヒルダさん!」

『キラ君、先に行きたまえ。ここは我々で抑える。君は一刻も早くレクイエムを止めるんだ!』

『アンタがラクス様の為に平和を願ってるっていうならとっととぶっ壊してくるんだよ!』

そう言い放ち、バルトフェルドはリゼルのビームランチャーで接近していたローラシア級の艦を一隻撃ち落とす。そして、キラは彼の言葉を受け入れ、レクイエムに向かう事にした。

「すいません、ここはお願いします!」

すぐさま追いかけようとザフトのMS隊が動き出すが、そうはいかないとバルトフェルドとヒルダ等の部隊が立ち塞がる。

『今更出て来て何を成そうという。何故出てきた、もうお前達の時代ではない』

『言ってくれるね、だが――――だからと言って君たちの行いを認めるわけにはいかんのでな』

『お前達に認められる必要性などないな』

数機のMSが包囲することによって逃げ場をなくし、確実に仕留めようとする。武装としてのサイズが大きいビームランチャーは接近されてしまえば確実にデッドウェイトにしかならない。だからこそ、敵部隊は一度零距離まで近づいて攻撃を仕掛けようと画策するが、相手の腕も良く中々接近できずにいた。

『マーズ、行くよ!』

『はいよッと!』

リゼルを囲い込んだ包囲網に対してヒルダとマーズは横合いから攻撃を仕掛ける。包囲していた陣形を崩される事となったザフトの部隊はリゼルに追撃を仕掛けることも出来ずに、そのまま次々と迎撃されていった。

「間に合わせる――――もうこれ以上、多くの人を犠牲にしちゃいけないんだ!」

レクイエムが発射のさせようとしている中、キラのストラ
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