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Fate/stay night 戦いのはてに残るもの
再戦&覚醒
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と青タイツは戦闘を中断し土蔵を見てる、何だあの光りは? 彼処には士郎がいる筈……まさか!?

「あの坊主が七人目だったのか!?」

七人目だと、マスターの事なのか? なら士郎が最後のマスターだったのか?

「ハァ!」

「おっと!」

「何だ!?」

土蔵から光りが消えると同時に、青い閃光が俺と青タイツに向かってきた。

青タイツは槍で攻撃を防ぎ、俺は後ろに飛び退き攻撃を回避した。

「なっ!?」

目の前を見ると其所には、青い鎧を身に纏った金髪の騎士王がいた。……あれは間違いない先のセイバー。

まさか同一のサーヴァントが召喚されたと言うのか、そんな事が本来あり得るのか?

「ちっ! てめぇのそれは剣か?」

「さあ、槍かもしれんし斧かもしれん。はたまた弓かもしれないぞランサー」

驚いている俺を尻目に、青タイツとセイバーは戦闘を続けている。……早い、正にその一言に尽きる。

人外同士の戦い、今初めて目の前で見たが、実際アニメや本で読んだより遥かに異常過ぎる。

不可視の剣を警戒しつつ槍で捌き近寄らせない青タイツ、剣の間合いに入る為に長物相手に攻撃を流し、真っ直ぐ向かって行くセイバー。

技量と経験共に、やはりコイツ等は化け物だなと切に思う。見てる感じ動きに迷いが一切なく、無駄もほぼない。

英雄と言われるだけの事はある。しかし、セイバーにあまり余力がないように感じるのは、俺の気のせいだろうか?

「こうなったら我が必殺の一撃で貴様を討つ!」

槍の凪ぎ払いを、セイバーが後ろに跳躍して回避すると、青タイツの槍に魔力が集まっていく。

対するセイバーは、不可視の剣を下段気味に構え槍の一撃を迎撃し、青タイツを斬り倒そうとしているようだ。

果たして必殺必中の呪いの槍を、セイバーが回避出来るのだろうか? 後に使う可能性がある武器の為に、セイバーには悪いが奴の必殺の一撃を見せてもらうとしよう。

「貴様の心臓貰い受ける! 刺し穿つの死刺の槍(ゲイ・ボルク)!」

「は?」

放たれた紅い槍は遥かに異常な軌道を描き、迎撃しようとしたセイバーの左胸に突き刺さった。

回避不能の突き、槍を放つ前に槍が心臓に突き刺さると言う事実が確定された後に放つ因果逆転の一撃。

これは流石に、いくらセイバーでも心臓を貫かれただろうと思い引き続きセイバーを見てみるが。

「う、ぅ」

「何!? かわしたのか我が必殺の槍を!」

セイバーは左胸を抑えて立っていた、槍の一撃をかろうじて回避し致命傷は免れたのだろうか?

「ゲイ・ボルク? それが貴方の宝具名前、なら貴方の真名は……」

「ち、宝具を避けられ真名もバレるとはよ」

「待て! 逃げるのですか?」


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