暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜神話と勇者と聖剣と〜
DAO:ジ・アリス・レプリカ〜神々の饗宴〜
第九話
[3/6]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
らを向く。

『@;、”#¥)&’(%%$』
「なんていってるのか全く分かりませんよ」

 ハクガが踊るように地面に模様を描く。ジャンプした彼の足には、翼の生えた靴が装備されていた。《ヘルメス》だ。

「俺もそろそろ本気出すかな……」

 カズが《ノートゥング》を両手で握る。とたん、ガキン、という音とともに刀身が巨大化した。

「……奥の手を出す必要がありそうだ」

 リーリュウが《エオス》を奏でる。その音に呼び出されたかのように、緑色の風が吹く。吹いてきた風に巻き上げられるように、岩たちが寄り集まり、小さなゴーレムを作り上げる。

「俺に力を貸してくれ、《神話剣》」

 セモンも刀を握りなおした。


 戦闘開始。


 
                     *


 戦闘は困難を極めた。

 エクストラモンスターは圧倒的な強度を誇り、リーリュウのゴーレムの突進や、カズの大剣がソードスキルを放ってもダメージを一向に負わないのだ。

「月神が命ずる!矢よ、穿て!!」

 ハクガが術式を組み立てる。すると、彼の前に青色の魔法陣が現れ、そこから水の矢が飛び出し、モンスターを穿つ。

 あれが、《六門魔術》……。

 しかし、《六門魔術》をもってしても、機械の体は傷つかない。セモンも必死にソードスキルを放ち続けるが、全くダメージを追っている気配がしない。

「大地よ、我が声を聞け!!《グランド・ストライク》!!」

 リーリュウの足元に展開した緑色の魔法陣。それは周囲に広がると、地面が隆起してモンスターを穿つ。

『##$%’()(&&R%(&%$##LJb)(+HUR%$$#』

 理解不可能な言語で喋るモンスター。その腕に装備されたガトリング砲が火を噴く。

「がっ!!」

 カズが被害を受ける。

「カズ!!」

 ハクガが瞬時に術を組み、白い魔方陣がカズを包む。たちまちカズの傷はいえるが、ハクガに目に見える疲労がたまる。

 これだ。これが厄介なのだ。

 絶対的な防御力と、セモン達には許されていない、現代機械による攻撃。

 それが、あまりにも厄介すぎる。

「どうする……このままじゃ、やられるぞ……!!」
「くっ……!!」

 その時。

 壊れた天井から差し込んでいる光が、陰った。

 そして。


 何かが、落下してきた。


『#$#((&V&'$#&&&||&&RR=~\\¥(!?』

 エクストラモンスターが衝撃波だけで弾き飛ばされる。

 《それ》が立ち上がった。瞬間、セモンはプレッシャーに押しつぶされそうになる。

「な……!?」

 煙が晴れた時―――――そこには、一人
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ