第7話
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たナルトが立っていた。
「お、おい!?お前、一体何をした!?」
「・・・このオレが生み出した『幻想の狭間』に、貴様らを引きずり込んだだけだってばよ・・・。」
要するに、彼らに『月詠』をかけたのである。
「何なのよ、ここは・・・。気味が悪いわ・・・早く出してよ。」
「そ、そうだ!早くここから出せよ!」
「・・・そう簡単に出してたまるかってばよ。
何故なら・・・これから貴様らに報復するんだからなぁ!」
ナルトが指を鳴らすと、彼らの周りに数百人のキモい顔のおっさんが現れた。
しかも、全員ナルトと同じように緑色の全身タイツを履いている。
そして、鼻が曲がる程の加齢臭をモワモワと放っている。
「ボクの名前は、チ○クル!35才!ボク、緑色の妖精(自称)だよ!イイネ♪イイネ♪」
「「へ、変態だぁ!!!」」
モブ2人は悲鳴に近い声で叫ぶ。
「おい、チ○クル。」
「ん?何だい?」
「どうやら、彼らは緑の妖精さんに憧れているみたいなんだ。
どうか彼らも仲間に入れて上げて欲しいな〜(ニヤッ)」
「・・・!?」
良からぬ事を聞いてしまったモブ2人は、見る見るうちに顔が青褪めていく。
「そんなのお安い御用だよ!
仲間が増えるのはいいことだ♪イイネ♪イイネ♪」
「それじゃあ、みんな・・・よろしく頼む!」
そう言い残して、ナルトがこの世界から去っていった。
そして、数百人のおっさんは「チ○クルチ○クルゥ〜、クルリンパァ!」と奇声を上げながらモブ2人に勢いよく襲い掛かった。
モブ2人は、屠殺寸前の犬のような眼をしながら必死に叫び助けを求めた。
が、それに耳を傾ける者は誰もおらず、彼らは見るも無惨に弄られ、彼らは30分間、声にならない叫びを上げ続けた。
一方、現実では・・・
「やったー!巻物ゲットだってばよ!」
「良かったね・・・ナルト君っ!」
どうやらヒナタは完全に自分の世界に入っていたおかげで、さっきまでナルトがキレていたことに気付いていなかったみたいだ。
ちなみに、モブ2人は仲良く白目を剥いて、泡を吹いて失神していた。
ところ変わって、シカマル&いの組は、何故か巻物ではなくナルトを探していた。
「あーん、ナルトぉ・・・何処行っちゃったのよぉ・・・。」
「お前なぁ・・・一応演習中何だから、やることやろうぜ。」
「そんな事言ったってぇ・・・」
2人は同時にため息をつく。
"ホントめんどくせぇ〜。だから組みたくなかったんだよ・・・。"
"あの子絶対ナルトを狙ってる。ナルトの魅力を知っているのは私だけだと思っていたのにぃ。"
理由は違えど、2人とも精神的に結構堪えているみたいだ。
「・・・ヘックシュン!」
「ど、どうしたの
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