序章
出逢
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「とある冒険者に助けられたのですがその人はナイトだったのですよ」
ナターシャは黙って話を聞いている
「それから俺はそのナイトに憧れ訓練所を経て人々の力になるため旅立ちました。」
「恩人は俺が訓練所に入る前から戻ってませんが」
言葉を選ぶように間をあけ
「人助けが恩返しに繋がればと思っています。」
アレンはナターシャに向き直り目を会わせてこう言った。
「この手で国を救えればいいんですけどね」
照れ笑いを浮かべたアレンはナターシャの正面に立ち
「俺はナイトです。守るべき人を守るため訓練を積んできました。」
真面目な表情で話すアレンは十分美男子で通用するであろう顔つきになっていた。
「お仲間と合流できるまでかまいません。貴女を護らせてもらえませんか?」
そう言い終えるとナターシャの前で膝まづき腰の剣を捧げる。
ナターシャは最初は困惑したものの
「よろしくお願いします。私を守ってください。」
と、慈愛に満ちた目でアレンを見つめると剣を受け取った。
この人なら迎えてもいいかもしれない。
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